トップへ

2017年のMotoGPがいよいよ開幕! 5人の日本人ライダーが世界へ挑む/開幕戦カタールGPプレビュー

2017年03月23日 01:41  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

2016年の開幕戦カタールGPスタートシーン,
今週末、カタールのロサイル・インターナショナル・サーキットで2017年のMotoGPシリーズがいよいよ開幕。第1戦カタールGPが開催される。

 開幕戦のカタールはナイトレースとして開催され、現地時間の23日木曜日夕方からセッションがスタート、日本時間では24日金曜日0時よりMoto3クラスのフリー走行1回目がスタートする。

■ナイトレースの開幕戦
 開幕戦の舞台となるロサイル・インターナショナル・サーキットは、カタールの首都ドーハの郊外にある。ロサイルは2004年に建設されたサーキットで、2004年からロードレース世界選手権の開催コースとなり、2008年以降はナイトレースとして開催されている。

 コース全長は5.380kmで、1068mと長いメインストレートを持ち、左コーナー6、右コーナー10の中高速レイアウトで、マシンのハンドリングやタイヤの耐久性が重要になるコースレイアウトだ。

 また、周囲を砂漠に囲まれているため、風に飛ばされた砂がコース上に飛散することで、路面が滑りやすいことも多く、過去のレースでもグリップに悩まされることが多かった。

 中東の砂漠地帯にあるため、年間の降水量は少ない地域だが、2009年にはMotoGPクラスの決勝が雨で1日順延されたことがある。これはナイトレースのため、照明設備を使用してのレースとなるため、雨が降った場合は視界の確保が難しく危険という理由だ。

 先週末に行なわれたMoto2、Moto3クラスのオフィシャルテストでも雨が降り、セッションがキャンセルとなっている。

 MotoGPクラスでは、2016年にオフィシャルタイヤサプライヤーがミシュランに変わり、ECUのソフトウエアも共通となるなど大きな変化の年となった。ソフトウエアへの合わせ込み、シーズン序盤のタイヤトラブルによって次々にスペックが変わったタイヤへの対応に各メーカー共、苦戦を強いられた。

 さらにシーズン中盤に天候不良のレースが続いたこともあり、結果的に18戦で9人のウイナーが誕生するという、混戦のシーズンとなった。

 2017年に向けてはソフトウエアへの対応も進み、ミシュランも1年間の実戦データを基に安定したスペックのタイヤを供給していくものと思われる。

 そんな中、2017年のマシン面での注目となりそうなのが、ウイング効果を持つカウルの採用だ。

 2016年まで装着可能だったウイングがレギュレーションにより禁止された。2016年にMotoGPマシンの全車がウイングを装着するようになったのはECUのソフトウエアの共通化により、それまでのように緻密なウイリー制御ができなくなったのが理由と言われている。

 ところがシーズン序盤の時点で安全性やコストの問題から2017年からのウイング装着禁止が決まってしまう。

 この結果、各メーカーは2017年に向けて、レギュレーションの範囲の中で、ウイング効果を持つカウルの開発に着手。ヤマハが2017年のセパンテストで真っ先に新型カウルを投入した。

 その後、フィリップアイランドテストでスズキとアプリリアが、ロサイルテストでドゥカティとホンダも新型カウルを投入。各メーカーのカウルがどんな形状で開幕戦に登場するのかに注目だ。

 なお、カウルは新規定により、開幕戦で公認を受けなければならず、シーズン中のアップデートは1回しかできない。

■最高峰のMotoGPクラスを戦う23人のライダーたち
 ディフェンディングチャンピオンのマルク・マルケス(ホンダ)。ホンダの2017年型MotoGPマシン、RC213Vはエンジンの爆発間隔を変更した新スペックを投入している。また、ロサイルテストでは、ウイング効果を持つカウルのテストも行っていた。

「シーズンの最初のレースはいつも特別で、いつもより少し神経質になってしまう。ロサイルは、シーズンの中でも最も特殊なコースのひとつで、砂ぼこりで走行ラインを外してしまうと非常に滑りやすい」とマルケス。

「ハードブレーキングする場所が3カ所あって、フロントのバランスが必要となり、もしかしたら、僕のライディングスタイルに適していないかもしれない」

「シーズン前のテストでは、全てのコースに対応できるように、マシンのベースセットアップとレースペースを見つけるために懸命に働いた。マシン面では、昨年よりもうまくスタートすることができるが、これはよい結果が得られると言う意味ではない」

「だけど、僕たちのバイクは表彰台争いができると考える。初日の木曜日からうまくマネージメントして行きたい」

 マルケスは、ロサイルでMotoGPクラスステップアップ初年度の2013年に3位を獲得。2014年に優勝し、2015年に5位、2016年には3位を獲得した経験を持つ。

 昨年ランキング2位のバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)は2月に38歳となった。オフィシャルテストではマシンのセットアップにやや苦戦している様子をみせている。

「準備ができていない。このバイクを最大限に機能させるにはどうすればいいのか、100パーセント理解できていない」とロッシ。

「時々いいラップタイムをマークする以外は、非常に困難なテストとなってしまった。ペースはまともだけど、十分な速さがない。開幕までに何かミラクルなことが起きることを期待するしかないね」

「バイクは去年とは全く異なる。テストで最大限にパフォーマンスを発揮させる方法が見つからなかった。とても困難な状況だ」

 ヤマハは新フレームの採用など、ミシュランタイヤへの最適化をさらに一歩進めたYZR-M1を投入する。

 ホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)は2008年から在籍したヤマハを離れ、今年からドゥカティ入り。当初はキャラクターの異なるマシンへの適応に苦戦していたが、テストを重ねるたびに適応を見せてきた。

「ロサイルテストの後、シーズンの開幕をポジティブに自信を持って迎えることができる。このコースが大好きだし、ドゥカティのキャラクターにもとてもマッチしている」とロレンソ。

「(カタールでは)速く走ることができるが、レースペースをよくし、決勝で使うタイヤを理解する必要がある」

「よい感じでカタールに乗り込むことができる。ドゥカティと一緒に迎える最初のグランプリだから、この週末は特別だ」

 ロレンソにとってロサイルは2012年、2013年、2016年とMotoGPクラスで通算3勝を記録している得意なコース。ドゥカティにとってもロサイルはトップスピードを生かせるコースであり、ロレンソとドゥカティの組み合わせが、開幕戦でどんなパフォーマンスを見せるかに注目が集まる。

 そして、2017年シーズンの注目度ナンバーワンの存在が、MotoGPクラス2年目の昨年、ランキング4位に躍進したマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)だ。

 昨年のスズキから今年はヤマハに移籍。ヤマハでの初テストとなった昨年のバレンシアオフィシャルテストから開幕直前のロサイルオフィシャルテストまで、全てのテストを総合トップで終えた。

 テストの内容的にもシャシーを始めとしたパーツの比較検証を行ないながら、マシンのベースセットを決め、一発のタイムはもちろん、ロングランでもライバルを引き離す安定感と速さを発揮。ライダー、マシン含めて仕上がりはとてもよい。

「バイクのフィーリングがとてもよく、テストを重ねるごとに前進した」とビニャーレス。

「特にレースペースがすごくいい。ロサイルで行なったレースシミュレーションでは途中で何人かに出くわしてしまい、コンスタントなペースを刻むことができなかったけど、ロングラン終盤のペースには満足している」

「もし、レースがテストのようにうまく行けば、優勝争いにトライすることができるだろう」

 アンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)は昨年、セパンのマレーシアGPで優勝を飾り、2013年よりドゥカティのマシン開発に貢献してきた。昨年のカタールGPでも2位に入賞した経験を持つ。

「ここ数年間、ロサイルでは優勝争いができた。今年もそれを再現したい」とドビジオーゾ。

「ライバルたちはとても速いペースで走るから、簡単ではないが、レースに向けてポジティブだし、目標は表彰台だ。ロサイルのテストでも素晴らしい仕事ができたので、レースに向けて準備が出来ている」

「ニューマシンの戦闘力とパフォーマンスを確認できてハッピーだ。いい結果を獲得できると思う」

 昨年は終盤の3戦を欠場し、ランキング6位に終わったダニ・ペドロサ(ホンダ)にとって、MotoGPクラス参戦12シーズン目となる今年は巻き返しのシーズンとなる。

「カタールでの最後のテストを含めて、チームと一緒にいい仕事ができた」とペドロサ。

「ステップ・バイ・ステップで僕たちのバイクとパフォーマンスを改良できた。まだやるべきことが残っており、日本でも開発作業が絶え間なく続いているが、僕たちは正しい方向に向けて、全力をつくして行く」

「このコースは砂ぼこりが多く、風が強いから、グリップはあまりよくない。ストレートも長く、向かい風となるのでエンジンパワーが必要なコースだ」

「競争のレベルは非常に高く、レースを予測するのは難しい。ベストをつくし、自信を持ってレースウイークのスタートを切りたい」

 昨年、インディペンデントチーム勢トップのランキング7位を獲得したカル・クラッチロー(ホンダ)。昨年はチェコGPでMotoGPクラス初優勝を達成、オーストラリアGPでも優勝し、シーズン2勝を記録した。今年もファクトリー勢の一角に食い込むことが期待されている。

「テストでは、チームと一緒に再びいい仕事ができ、予定していたメニューを消化することができてハッピーだ」とクラッチロー。

「ロングランも行なうことができた。さあ開幕戦だ。ファンも楽しんでくれることを期待する」

 ファクトリー勢ではライダーラインアップを一新したスズキ。昨年のオーストリアGPでMotoGP初優勝を経験し、ランキング9位を得たアンドレア・イアンノーネ(スズキ)とMoto2からステップアップしたルーキーのアレックス・リンス(スズキ)のコンビで挑む。

 スズキは今年でMotoGP復帰3年目。オフィシャルテストでは、イアンノーネがセパンテストで総合2番手と好発進したが、フィリップアイランドテスト、ロサイルテストではやや苦戦していた。しかし、ロサイルテストの最後にセットアップの変更により、大きく改善したようだ。

「新しいチーム、バイクで臨むシーズンはこれまでとはかなり違うものになるだろう」とイアンノーネ。

「この状況はエキサイティングだし、僕を前へとプッシュする。シーズンオフのテストは全体的にポジティブだった。いいスタートを切ったが、その後、少し苦戦した」

「チームと共に懸命に働き、最終的には重要な方向性を見つけることができた。僕たちのポテンシャルは高い。開幕戦から全力をつくして取り組み、僕をサポートしてくれるチームとスズキの期待に応える結果を残したい」

 一方、チームメイトのリンスは、MotoGPマシン初テストとなったバレンシアテストの2日目に転倒を喫し胸椎を負傷したため、11月にヘレスで行なわれたプライベートテストを欠場した。

 その後、年明けのセパンオフィシャルテストから復帰。順調にMotoGPマシンへの適応を見せた。

「開幕前のテストは楽しかった。GSX-RRに乗ることはエキサイティングで、どのコースでも楽しかった」とリンス。

「チームの雰囲気も素晴らしい。これは僕に自信を与えてくれるので重要なことだ。開幕戦が楽しみだ」

「テストはよかったが、レースは異なると思う。ロサイルは好きなコースだし、最後のテストでは大きく改善できたので、ポジティブな週末となることを願っている」

「ナイトレースはとても魅力的だね。初めてのMotoGPでのレースを可能な限り楽しみながら学び、コンスタントに多くを改善していきたい」

 昨年ランキング8位を獲得したポル・エスパルガロ(KTM)は今年からフル参戦するKTMから参戦。ブラドリー・スミス(KTM)がチームメイトとなる。

 上位陣とはまだまだ差があるKTMだが、テスト中も新スペックのエンジンを投入するなど、新規参戦メーカーに許されたマシン開発の余地を生かして、シーズン中も開発を進めて行く予定だ。

 また、3年目となるアプリリアはアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)をエースに起用し、チームメイトにはMoto2からステップアップするルーキーのサム・ロウズ(アプリリア)を迎える。

 CRT、オープン時代にクラスランキングトップを獲得したアレイシ・エスパルガロの経験がマシン開発をさらに進めることになるだろう。

 その他のインディペンデントチーム勢では、プラマック・ドゥカティがダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)とスコット・レディング(ドゥカティ)のコンビで参戦。ペトルッチはドゥカティのサポートを受け、最新のファクトリーマシンを駆る。

 アスパー・ドゥカティはアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)が復帰、スーパーバイク世界選手権(SBK)から復帰したカレル・アブラハム(ドゥカティ)とのコンビで臨む。

 アビンティアレーシングは、エクトル・バルベラ(ドゥカティ)がトレーニング中のケガでロサイルオフィシャルテストを欠場したものの、開幕戦には復帰。ロリス・バズ(ドゥカティ)と共に昨年と同じ体制で臨む。

 マルクVDS・ホンダもジャック・ミラー(ホンダ)とティト・ラバット(ホンダ)の同体制で継続。昨年の第8戦オランダGPで初優勝を経験したミラーだが、MotoGPクラス3年目の今年は正念場となる。ラバットはMotoGPクラス2年目のシーズンを迎える。

 そして、Moto2からステップアップしたルーキーふたりを起用したのが、テック3ヤマハ。2年連続Moto2チャンピオンのヨハン・ザルコ(ヤマハ)、昨年のMoto2ランキング7位のジョナス・フォルガー(ヤマハ)で参戦する。

 フォルガーは開幕前のテストでは、順調にMotoGPマシンへの適応を見せ、オフィシャルテストでは上位陣に接近した。

「プレッシャーはない。僕はルーキーだから。大きなことは期待していない」とフォルガー。

「シンプルに思いっきり楽しむ。正直、あまり大きな期待は持っていない。いつの日か最高峰クラスに到達することは僕たち全ライダーたちにとって夢なんだ。

「ヤマハ、テック3、エルベ・ポンシャラル(チームマネージャー)が僕を信じてくれたことがとてもうれしい。すごいチャンスだ」

■中上貴晶、長島哲太が参戦するMoto2クラス。中上のチャンピオン獲得なるか
 Moto2クラスでは、昨年のチャンピオンのザルコを筆頭に、ランキング3位のアレックス・リンス、ランキング5位のサム・ロウズ、ランキング7位のジョナス・フォルガーとランキング上位のライダーがMotoGPクラスにステップアップした。

 昨年、ランキング2位のトーマス・ルティ(カレックス)、ランキング4位のフランコ・モルビデリ(カレックス)、ランキング6位の中上貴晶(カレックス)はMoto2クラスに継続参戦し、この3人がタイトル争いの有力候補となる。

 これにロレンツォ・バルダッサーリ(カレックス)が続き、Moto2クラス3年目となるアレックス・マルケス(カレックス)も、開幕のテストでは上位の常連となった。

 その中でも中上はプライベートテスト、オフィシャルテストで常に上位につけ、開幕直前のロサイルオフィシャルテストを総合トップで終えた。

 中上はテストを通じて、マシンのベースセット作り、ロングランでの確認に取り組んでおり、開幕戦から活躍が期待されている。

 さらに今年からKTMがオリジナルフレームのマシンでMoto2クラスに参戦。エンジンはオフィシャルエンジンのホンダ製を使用し、2年目のミゲール・オリベイラ(KTM)と昨年のMoto3チャンピオンであるブラッド・ビンダー(KTM)を起用する。

 一方、今シーズンは昨年のMoto3クラスで活躍したライダーたちもステップアップ。ビンダー、ホルヘ・ナバーロ(カレックス)、フランチェスコ・バニャーヤ(カレックス)、アンドレア・ロカテッリ(カレックス)、ファビオ・クアルタラーロ(カレックス)、カイルール・イダム・パウィ(カレックス)らが、どんな活躍を見せるかに注目が集まる。

 さらに日本勢では長島哲太(カレックス)がMoto2クラスに復帰。長島は2014年にMoto2クラスにフル参戦した後、2015年、2016年にスペイン選手権(CEV)のMoto2クラスに参戦。2016年にはCEVのMoto2ランキング2位を獲得して、世界GPのMoto2クラスのシートを獲得した。

■大接戦のMoto3クラス。期待の日本人ルーキーふたりが世界選手権デビュー
 Moto3クラスでは、ビンダーらがMoto2クラスにステップアップし、エネア・バスティアニーニ(ホンダ)、ホアン・ミル(ホンダ)、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ホンダ)、ニッコロ・ブレーガ(KTM)ら昨年の上位ランカーがタイトル争いの中心となるか。

 ただし、チームを移籍したバスティアニーニは開幕前のテストではやや苦戦していた様子。昨年、シーズン途中でチームを解雇になり、今年、復帰したロマーノ・フェナティ(ホンダ)はKTMからホンダへのマシンの乗り換えもうまく進み、テストでも好調だった。

 KTM勢ではニッコロ・アントネッリ(KTM)が新加入し、2年目のボ・ベンスナイダー(KTM)も飛躍が期待されている。

 日本勢では鈴木竜生(ホンダ)が、マルコ・シモンチェリの意志を継いで結成されたSIC58に移籍し、ホンダのマシンで戦うことになった。

 また、アジアタレントカップ(ATC)出身の鳥羽海渡(ホンダ)と佐々木歩夢(ホンダ)のふたりがいよいよ世界選手権デビュー。ATCでチャンピオンを獲得した経験を持つふたりは、Moto3ジュニア世界選手権とレッドブル・MotoGPルーキーズカップで結果を残し、世界選手権のシートを獲得した。

 鳥羽はホンダ・チームアジアから、佐々木はSICレーシングチームから、ホンダNSF250RWで参戦する。テストでは昨年のレッドブル・MotoGPルーキーズカップチャンピオンの佐々木が上位につけており、開幕戦から活躍に期待が高まる。

 開幕戦カタールGPはナイトレースの変則スケジュールのため、現地時間木曜日からセッションが開始。決勝は日曜日の18時よりMoto3クラスから順にスタート予定だ。

 ただし、天気予報では決勝日が雨となる可能性がある。先週のMoto2&Moto3クラスのオフィシャルテストも雨によりセッションキャンセルとなっており、もし、雨となった場合は決勝がキャンセルとなる可能性が高い。

 ただし、MotoGPクラスはテスト走行を行ない、ライダーの意見を聞いた上で、ウエットでレースが行なわれる可能性も残されている。事前にセーフティオフィサーのフランコ・ウンチーニとロリス・カピロッシがウエット走行のテストを行なっており、その結果、「走行可能」という判断が示されている。

 なお、Moto2クラスとMoto3クラスはレインタイヤが準備されておらず、もし、雨となった場合はレースを行なうことができない。