バーバー・モータースポーツパークで21日にインディカー・オープンテストが開催。22台が参加し、ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)がトップタイムをマークした。開幕戦を5位で終えた佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポート)も、プラクティス1回目でトップに立つなど好調な走りを見せた。
2017年のスケジュールでは4月23日に第3戦として開催されるバーバー・モータースポーツパーク。21日に行われたオープンテストには22台が参加し、1カ月後に行われるレースへの準備を進めてた。
チーム・ペンスキーは昨年までレギュラードライバーを務め、今季はインディ500に参戦予定のファン・パブロ・モントーヤが22号車で参加。47周を走行し、総合4番手と変わらぬ速さを見せた。
総合トップに立ったのはパワー。54周を走行し、チェッカーフラッグを受ける最後のラップでトップとなる1分7秒7518をマークした。2番手にはチップ・ガナッシ・レーシングのマックス・チルトン。パワーとの差は、わずか0.0073秒差だった。
「ホンダとシボレーの差がいかにタイトであるかがわかるよね。何が起きているのかを見ることができ、よい答えを得ることができたと思う。ここではいい車を手にできたんじゃないかな。自分のセットアップについてはいい感じだね」とパワー。
佐藤琢磨は、チームメイトのマルコ・アンドレッティに次ぐ総合6番手。午前中に行われたプラクティス1では、トップタイムをマークしており、開幕戦からの好調さをキープしているようだ。
予選ではトップ10入りを果たしたこともあるバーバーだが、決勝レースでは最高13位と相性が悪い。今回のテストが第3戦に向けて明るい材料となることだろう。
プラクティス1を終えた琢磨は、「とてもスムーズだし、ここまではとてもいいですね。これはただのテストだけど、バーバーに戻ってもいい感じです。ここは好きな場所ですね。とてもスピードがある。今日はレースに近いんじゃないかな。とても暖かいし、僕たちにとってはとても、とてもいいですね」
今季アンドレッティ・オートスポートに移籍し8シーズン目のインディカーに挑んでいる佐藤琢磨。新しい環境にも問題はないようだ。
「エンジニアやチームクルーたちとはもっと時間が必要だと思います。実際、このエンジニアリングトラックを今週初めて僕たちは使いました。人々が集ういい場所ですし、深いコミュニケーションを取ることができますね」
「僕たちは、レースウイークエンドに向けて数多くのテストを繰り返す必要があります。うまくいけば、レースで良さを見せれるでしょうね。これまでのところ、4台でたくさんのテストプログラムを分担しています。すべてうまく進んでいますし、かなり満足していますよ」とコメントしている。