ここ最近、一部オタク界隈で「バブみを感じてオギャる」という言葉が流行っている。年下の女性に母性を感じ、幼児退行して甘えてみたい、という意味を表す。昨年、女性声優のファンが粉ミルクを主食に10日間過ごす「オギャリ強化合宿」を敢行し、ツイッター上で大きな話題になった。
そして2017年、「バブみ」を超えるパワーワードが誕生した。
「これは俺を妊娠している」
「発想がやばすぎる」「ちゃんと意味がある深い言葉」
このコメントは、ゲーム「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ」(通称デレステ)に登場するキャラクター・赤城みりあに対して寄せられたもの。赤城は11歳の小学生キャラで、いかにも子どもといったビジュアルだが、それにも関わらず母性を感じてしまうファンがいるようだ。
3月18日、ニコニコ動画に「【デレステ】バストサイズランキング Part1【完全版】」という動画が投稿された。その中に赤城が躍っているシーンがあり、「ママー!」といったコメントの他、「これは俺を妊娠している」という書き込みが寄せられた。
「バブみを感じてオギャる」からさらに幼児退行が進み、自分が胎児となってお腹の中にいる、ということを意味しているようだ。
ツイッターで3月20日頃、そのコメントのキャプチャが投稿され拡散。「これは俺を妊娠している」というパワーワードに、多くの人が衝撃を感じている。「腹筋クラッシュワード」「めっちゃ笑った」という人がいる一方で、
「バブみが天元突破してオギャりの最終形態化してる」「発想がヤバすぎる」
「最初は日本語おかしいと思ってたけどちゃんと意味がある深い言葉だね…素晴らしい…」
「幼女にバブみを感じ過ぎて『これは俺を妊娠している』とかいうコメントがすぐ出てくるオタク見てると素直に感心する」
と、カオスすぎる言語センスを評価する人も少なくはなかった。
最終的には「卵子になりたい」に行きつくのか
また同作品の別動画には、同義語のような「お腹に300泊したい」(10か月と10日一緒にいたい)というコメントもあり、「幼児退行」からの「胎児になりたい」という願望が一部オタク層で広まっていることがうかがえる。
来年あたりには、胎児からさらに退行して「受精卵になりたい」、そして「卵子になりたい」と言いだすファンが出てくることが予想される。オタクは一体どこに向かっているのだろうか。