マクラーレン・ホンダのストフェル・バンドーンにとって、2017年F1開幕戦オーストラリアGPはF1レギュラードライバーとしての初めてのレースとなる。バンドーンは準備は完璧に整っており、あとは力を尽くすだけだと語った。
2015年のGP2チャンピオンであるバンドーンは、負傷したフェルナンド・アロンソの代役として、2016年第2戦バーレーンGPでF1デビューを飾った。急遽出場が決まった初めてのレースでバンドーンは1ポイントを獲得、大きな注目を集めた。
スーパーフォーミュラにフル参戦し、2勝を獲得したバンドーンは、翌2017年にはジェンソン・バトンに代わってマクラーレン・ホンダのレースドライバーの座に就くことが決定、それ以来、F1への本格デビューに向けて集中的に準備にあたってきた。
プレシーズンテストではマクラーレン・ホンダにトラブルが相次ぎ、思うように走りこむことができなかったものの、真のデビュー戦に向けて不安はないとバンドーンは言う。
「去年の9月にマクラーレン・ホンダのフルタイムレーシングドライバーとしての立場が確定し、ようやくオーストラリアGPの週末を迎えるわけだけど、本当に長かったと感じるよ。これからF1での初めてのフルシーズンを戦う。今の気持ちは最高だよ。レース活動を始めて以来、この夢の実現のためにずっと努力をしてきたんだ」とバンドーンは語った。
「金曜朝にMCL32のコクピットに乗り込むのが今から楽しみで仕方ない。これから立ち向かうチャレンジに向けて準備万端整っていると感じる。冬の間、一生懸命トレーニングに取り組み、身体面を強化し、耐久性を高め、しっかりと準備してきた」
「一歩一歩改善を図っていくため、チームと協力し合って仕事にあたるつもりだ。モチベーションはものすごく高い。いつもどおり努力し続けていくよ。またマシンに乗るのが楽しみだ」
「パフォーマンスに関しては、自分自身の目標というのは特に設定していないんだ。ひたすら努力し続け、チームやフェルナンドからたくさんのことを学び、ベストを尽くすだけだ」
「マクラーレンとホンダのスタッフたちのことをよく知っているし、このファミリーの一員だと感じている。だからF1ドライバーとして初のフルシーズンをスタートするにあたって、全く緊張はしていない」
「オーストラリアを走るのは初めてだ。現地の雰囲気をたっぷり味わい、シーズン開幕戦ならではの興奮を楽しみたい。そして、この週末がどういう展開になるのかを見ていくよ」