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WRC:ランキング首位のセバスチャン・オジエ、ギヤボックス規定違反の嫌疑晴れる

2017年03月22日 11:51  AUTOSPORT web

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ギヤボックスの重量規定違反が疑われていたセバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC)
FIAはWRC世界ラリー選手権第3戦メキシコで総合2位を獲得したセバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC)に、ギヤボックスの規定違反があったとして調査を進めていたが、不正はなかったと判断した。

 ラリー・メキシコでクリス・ミーク(シトロエンC3 WRC)に続く、総合2位を獲得したオジエ。しかし競技後の車検で、ギヤボックスの重量が規定を下回っている可能性があるとされ、追加調査が行われていた。

 調査は、WRCのテクニカル・デリゲートを務めるジェローム・トゥケが主導。オジエ擁するMスポーツも、トゥケに全面的に協力していた。

 この調査では、ラリー・メキシコで使われたギヤボックスと、シーズン開幕前にMスポーツがFIAに提出したギヤボックスを比較する形で進められたという。

 その結果、トゥケはギヤボックスに規定違反はなかったと判断。ラリー・メキシコのスチュワートも「3月20日付けで、FIAテクニカル・デリゲートから調査報告を受け取った」との声明文を発表している。

「報告書には、FIAが再調査を行った結果、ラリー・メキシコで使用されたギヤボックスとホモロゲーションを受けたギヤボックスを比較し、レギュレーションに適合していると確認したと記されている」

「この件に対し我々は、これ以上の行動は起こさないと決定した」

 仮にオジエがラリー・メキシコで失格裁定を受けていた場合、オジエは同ラリーで得た22ポイントを失い、ランキング3番手に後退。

 代わってヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)が首位に、オット・タナク(フォード・フィエスタWRC)が2番手に浮上する形になっていた。