マックス・フェルスタッペンは、レッドブルの新車RB13は2017年F1シーズンの開始時点では、メルセデスやフェラーリにかなわないと考えており、優勝争いをするのは無理であると予想した。
RB13はバルセロナ合同テストでのタイムでは、フェラーリ、現王者メルセデス、そしてウイリアムズについで4番手だった。
シーズンがスタートすれば、レッドブルは、フェラーリ、メルセデスとともに“トップ3”のグループを形成するとみなされているが、フェルスタッペンは開幕戦から優勝争いをすることはできないと考えている。
「僕たちが実際どれぐらい優れているのかは、もう少し様子を見なければ分からない」とフェルスタッペンはオランダのメディアDe Telegraafに語った。
「個人的には、今の時点では優勝を賭けて戦うことはできないと思う」
「多くのことがシーズンを通して変わるが、僕たちは優勝するにはまだ力不足だ」
フェルスタッペンは、テストにおいてフェラーリのペースは2016年より改善しており、それは本物であると考えている。また、メルセデスもシーズンが始まればさらに速さを出せると予想した。
「フェラーリは何年も前から速かった」とフェルスタッペン。
「でも、今年の彼らは昨年より段違いに進歩している。間違いなく優勝を争うようになるだろう」
一方、フェルスタッペンは自身のウェブサイトに次のようなコメントを載せた。
「メルセデスは常に上位にいるだろう。おそらく彼らはテストで本当の実力は見せていないと思う。ここ数年彼らはそうしてきた」
「僕たちについては、序列のどこに位置しているのか判断するのは難しい。まだトップのチームとは言えないと思うけど、もう少し様子を見なければならない」
「オーストラリアでの予選が終わったら、自分たちの本当のパフォーマンスが分かるだろう」
「開幕戦を前に、ポールポジションを取れるという確信を持つことはできない」
「今のところはフェラーリとメルセデスがレッドブルの上に来ると思う。でもうまくいけば昨年みたいにリズムに乗ることができるだろう」
「今シーズン、僕たちはもっと速くなれるだろう。でもそうなるためには懸命に努力する必要がある」