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写真や動画を持ち寄って亡き人との思い出をシェアできるプラットフォーム「Fragment」

2017年03月21日 21:03  Techable

Techable

写真

愛する家族や友人を亡くしたとき、人は深い悲しみにおそわれる。そして、死の事実を受け入れるには時間がかかる。そんなとき、心の拠りどころとなるのが故人との思い出だろう。


手元に残された、たくさんの写真やビデオ。そうしたものを、故人と親しかった人が持ち寄って共有できるサービスをカナダのスタートアップFragment .lifeが開発中だ。



・トリビュート動画を作成

何かの記念に一緒に自撮りしたり、イベントの集合写真に収まったり。ときに、旅行を楽しむ様子をビデオに撮っているかもしれない。


そうしたデジタルに保存されている思い出を持ち寄ると、自動でトリビュート動画が作成されるのがこのサービスだ。



・ネット上で「葬い」

故人の写真やビデオを眺めるのは珍しい行為ではない。生前の関わりが深ければ深いほど、そうしたコンテンツをたくさん持っているものだ。


それらを自分だけのものにしておくのではなく、故人と親しかった人同士が共有する。現実の社会では葬儀の場で故人への思いを語り合うことがあるが、Fragmentはまさにネット上の「葬い」となる。


Fragmentのプラットフォームでは、世界どこに住んでいようともそれぞれがスマホやPCから写真やビデオを提供することができる。メモなどを加えることも可能で、最終的にそうしたコンテンツは動画にまとめられる。


デジタル社会となったいま、こうした故人の偲び方もありなのだろう。


Fragment