シス・カンパニーの舞台『日本文学シアターVol.4「能『黒塚』より「黒塚家の娘」』が、5月12日から東京・三軒茶屋のシアタートラムで上演される。
『日本文学シアター』は、劇作家の北村想とシス・カンパニーが名作戯曲や文学を題材に新たなオリジナル戯曲を創作する企画。これまでに太宰治、夏目漱石、長谷川伸の作品をモチーフにした作品を発表してきた。
第4弾となる今回は、「安達ヶ原の鬼婆伝説」を由来とする能『黒塚』をもとに、舞台を現代に移した『黒塚家の娘』を上演。傷心の旅に出た若い牧師が、迷い込んだ森の奥で出会った謎めいた母娘が暮らす屋敷で一夜を過ごすというあらすじだ。
小洋手治役に風間俊介、黒塚華南役に趣里、馬浜博士役に高橋克実、黒塚烏鷺役に渡辺えりがキャスティング。演出は寺十吾が担当する。チケットの一般販売は3月26日からスタート。