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MotoGP:スズキのイアンノーネ、ビニャーレスのライディングスタイルを試みる

2017年03月21日 14:21  AUTOSPORT web

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アンドレア・イアンノーネ/チーム・スズキ・エクスター
アンドレア・イアンノーネはスズキのMotoGPマシン、GSX-RRの性能を最大限に引き出すために、マーベリック・ビニャーレスのライディングスタイルを真似しようと試みてきたと語った。

 ドゥカティで4年間を過ごした後、イアンノーネは2017年シーズンからスズキに移籍。ヤマハへ移籍したビニャーレスの後任としてスズキと契約を交わした。ビニャーレスは2016年の第12戦イギリスGPで10年振りとなる優勝をスズキにもたらしている。

 イアンノーネはマレーシア・セパンでの2017年最初のオフィシャルテストで注目を集めたものの、続くフィリップアイランドテストとカタールテストでは苦戦している。

 イアンノーネは、GSX-RRの最大のパフォーマンスを引き出すためにビニャーレスのスムーズなライディングスタイルを取り入れようと努めてきたが、そのような変更は難しいと語った。

「僕はバイクに早く適応しようとしているけど、速く走るにはビニャーレスとまったく同じライディングスタイルが必要なんだ」とイアンノーネは語った。

「彼の真似をしようとしているけど、自然にできることじゃない」

「彼はコーナーリングでバンクしている間絶対ブレーキングせず、コーナー出口でバイクがまっすぐな状態になってから加速するんだ」

「ほとんどのライダーはブレーキをかけながらバイクをコーナーに進入させ、それから加速する」

「今は欠けていることを補うために少しずつ適応するようにしているよ」

 イアンノーネはセパンテストで2番手のタイムを記録したにもかかわらず、開幕前最後のオフィシャルテスト、カタールテストはビニャーレスからほぼ1秒遅れとなる12番手で締めくくることなった。

 しかし、イアンノーネは日曜日の走行では“極限のセットアップ”を用いてラスト30分に自信を強めることができ、カタールで欠いていた一貫性を見出すことができたと語った。

「僕たちは最後にとても重要なことを理解したよ」

「最後の3周はすべて1分55秒台だったけど、これはこの3日間でまったく出すことができなかったタイムだ」

「まだチャタリング(フロントタイヤが細かく跳ねる現象)が起きる時がある。思うようにブレーキングできない6コーナーが特にそうなんだ」

「でも僕たちは一貫性の面で改善したし、ブレーキングについても自信を高めたよ」

「それを普通に使い始められるようになったことは大きな一歩だ」