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NASCAR第4戦:ピット戦略が奏功。シボレーのニューマンが127戦ぶりの勝利手にする

2017年03月21日 11:51  AUTOSPORT web

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NASCARフェニックス 優勝したライアン・ニューマン(シボレーSS)
モンスターエナジーNASCARカップは3月19日、第4戦フェニックスが行われ、ライアン・ニューマン(シボレーSS)が2013年シーズン以来となる優勝を飾った。

 決勝ステージ1はポールポジションからスタートしたジョーイ・ロガーノ(フォード・フュージョン)が快走をみせ、ステージ優勝を飾る。

 しかし、ステージ2でロガーノはピットロード速度違反からペナルティを受けて後退。代わって、チェイス・エリオット(シボレーSS)がステージ2を制した。

 最終ステージでは、ロガーノが粘りの走りでポジションを上げてきたが、ピットインを遅らせすぎたせいか、306周目に右フロントタイヤがバースト。そのままウォールに衝突してしまう。

 これによりフルコースコーションとなると、上位を走っていたカイル・ブッシュ(トヨタ・カムリ)やカイル・ラーソン(シボレーSS)らは相次いでピットへ。

 一方、ニューマンやリッキー・ステンハウスJr.(フォード・フュージョン)、マーティン・トゥルーエクスJr.(トヨタ・カムリ)はコース上に留まり、戦略が分かれる展開となった。

 NASCAR独自の延長システム“オーバータイム”が導入され、レースは313周目にリスタート。

 ここで先頭を走るニューマンがクリーンなスタートを決めた一方で、2番手のステンハウスJr.、3番手のラーソンが接触して、わずかに遅れを取る。

 チェッカー直前にはラーソンがニューマンに0.312秒差まで迫ったものの、交わすことはできず。ニューマンが2013年の第20戦インディアナポリス以来となる通算18度目の勝利を手にした。

 また、ニューマンが所属するリチャード・チルドレス・レーシングにとっても13年の第35戦フェニックス以来の勝利となった。

 なお、前戦ラスベガスで今季初優勝を飾ったトヨタ・カムリ勢の最上位はブッシュの3位だった。

 モンスターエナジーNASCARカップ第5戦は3月26日にカリフォルニア州フォンタナで決勝が行われる。