2017年シーズンを前に消滅したマノーF1チームの財産が競売にかけられることが分かった。今季参戦の準備のなかで作られた2017年型マシンの風洞モデルも対象になっている。
3月上旬、管財人は、チームが継続事業体として存続する可能性がなくなったことと、マシンや設備の競売が債権者への支払いのための資金を調達する唯一の選択肢であることを認めた。
競売人のゴードンブラザーズによると、目玉品は4台の”ローリングシャシーのショーカー(2015年/2016年)”で、これにはメルセデスのエンジンとウイリアムズのギヤボックスは含まれていない。
チームの将来が不確かななか、スタッフは2017年シーズンに向けて新車の準備を進めてきた。1月末、管財人が新たな買い手を見つけてチームを救済する望みがなくなり、解散すると発表した際に、スタッフは2017年型車の風洞モデルの写真を披露した。このモデルも競売の対象になるという。
競売にはその他に、2014年から2016年にかけての大量のマシンパーツや、ステアリングホイール5つ、タブ3つが含まれている。他には衣料品、ファクトリーとオフィスの備品、パドックのホスピタリティトレーラーなども対象だという。