3月19日(日)に世界耐久選手権(EWC)第2戦ル・マン24時間耐久レースへ向けて鈴鹿サーキットでテストを行っていたTSRホンダのアラン・テシェが、走行中にハイサイド転倒を喫し負傷。ル・マン24時間耐久を欠場することになった。
2月初旬から鈴鹿サーキットでプライベートテストを行ってきたTSRホンダ。19日は鈴鹿サーキットの東コースでテストを開始した。しかし、テシェは最初のセッションでコースイン後、S字コーナーの入口でハイサイド転倒。テシェは、ヘルメットが破裂するほどの衝撃を受けたため、サーキットの医務室からドクターヘリで三重大学へ向かい、精密検査を受けたという。
検査の結果、テシェは右手、尺骨、橈骨骨幹部を骨折。頭部の損傷はなかったようだ。この負傷により、チームはテシェのEWC第2戦欠場を決断。ル・マン24時間耐久には、ダミアン・カドリン、グレッグ・ブラック、アルトゥロ・ティゾンの3人で挑むことになった。
またTSRホンダは、全日本ロードレース選手権第2戦鈴鹿2&4レースのJSB1000クラスへの参戦準備は進めていると発表。出場するライダーについてはまだ発表されていない。