スーパーGT岡山公式テストの初日午後最速となったDENSO KOBELCO SARD LC500 3月18日、岡山国際サーキットでスーパーGT公式テストの初日午後のセッション2が行われ、2016年チャンピオンのヘイキ・コバライネン/平手晃平組DENSO KOBELCO SARD LC500がトップタイムをマーク。KEIHIN NSX-GTが2番手に続いた。
午前のセッションの後、オープンピットが行われ午後2時からスタートしたスーパーGT公式テストのセッション2。オープンピット中からかなり雲が厚くなり、曇天の下でかなり冷え込みも強くなるような状況でのテストとなった。
このセッションでも各陣営はそれぞれテストメニューをこなしながらの走行となったが、途中今シーズン、タイから参戦するARTO 86 MC 101がアトウッドでストップ。この回収のために赤旗が出される。また、カルソニック IMPUL GT-Rのヤン・マーデンボローが31号車TOYOTA PRIUS apr GTと接触。ペナルティ等は出されていないが、カルソニックは31周目以降走行していない。
セッションの最後には10分間ずつの専有走行が用意されたが、この開始時点では午前と同様、レクサスLC500勢が上位を独占。DENSO KOBELCO SARD LC500を先頭にWAKO'S 4CR LC500、ZENT CERUMO LC500と続き、午前同様レクサス勢がトップ6を占める展開となっていた。
迎えたGT500クラスの10分間の走行では、各車ともアタックを展開。ここで大きくタイムを上げたのは、塚越広大がアタックしたKEIHIN NSX-GT。1分18秒590というベストタイムで2番手にポジションを上げる。また、伊沢拓也がアタックしたRAYBRIG NSX-GTも1分18秒555にタイムアップ。5番手に上げた。
ただ、最終的にDENSO KOBELCO SARD LC500が17周目にマークした1分18秒306というベストタイムは破られることなく、DENSO、KEIHIN、そして専有走行時に自己ベストを縮めたWAKO'S 4CR LC500というトップ3に。ZENT CERUMO LC500、RAYBRIG NSX-GTと続き、KeePer TOM'S LC500、au TOM'S LC500とトムス勢が6~7番手につけている。
ニッサンGT-R勢の最上位は、フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-Rの9番手。MOTUL AUTECH GT-Rが12番手と、午前に続きベストタイムとしては苦しい状況が続いている。
GT300クラスは、専有走行がはじまるまでは16年チャンピオンのVivaC 86 MCが最速。Hitotsuyama Audi R8 LMSが2番手、D'station Porscheが3番手と、GT3車両が続く展開となっていた。しかし、午後4時からスタートしたGT300クラスの専有走行では、高星明誠が駆るB-MAX NDDP GT-Rがタイムアップ。1分25秒568でトップでテスト初日を終えている。