BTCCイギリス・ツーリングカー選手権で優勝経験を持つ強豪チーム、シシリー・モータースポーツは、2017年シーズンに向け新たなスポンサーと契約。一新したカラーリングを公開した。
アダム・モーガンがドライブするメルセデスベンツ・Aクラスは、新たに工具メーカーの『MACツールズ』からのサポート契約を締結。レッドをベースにブラックとのコンビネーションとなる新鮮なカラースキームをまとった。
これは2014年にWIXフィルターの支援でBTCCにデビューして以来、イエロー&ブラックで走っていたマシンにとって、初の変化となる。
これまでBTCCで4勝を記録しているモーガンは「我々は過去3年間も、MACツールズのメンバーと緊密に仕事をしていたんだ。そんな彼らを新たなタイトルスポンサーとして迎え入れることができてうれしいよ」とコメント。
「タイトル(スポンサー)企業を持てるのは本当に素晴らしい。3年間の契約は、彼らの選手権に対する本気度の表れでもある」
「表彰台に上ることで、彼らの信頼に応えたい。シーズンの開幕が待ちきれないね」
また、17年シーズンのグリッド上で最後のTBA申請となっていたスバル・レヴォーグの4台目は、昨季までチームBMRのオーナー兼ドライバーであるウォーレン・スコットがステアリングを握っていたが、今季は英国ラリークロスへ転向。
スコットはLDモータースポーツに加入し、シトロエンDS3スーパーカーでシリーズにフル参戦することが確定したため、新たにティーンエイジャーのジョシュ・プライスが4台目のレヴォーグをドライブすることが発表された。
■弱冠18歳のプライス「この水曜日に昇格が決まった」
ジェイソン・プラト、ジェームス・コール、アシュリー・サットンのラインナップに加わった18歳のプライスは、チームBMRが運営するレーシングアカデミーの育成ドライバーで、昨季はルノー・クリオカップUKでシリーズ6位の成績を残している。
「本当は今季もクリオ・カップの契約がまとまっていたんだけど、新たにスポンサーが見つかり、この水曜日にBTCC昇格が決まったんだ」とプライス。
「フル参戦の機会を手にできて最高だし、こんな競争力のあるチームで戦えるのは本当に楽しみだよ」
チームはこの週末に開催される公式テストにマシンを間に合わせたい考えだが、それが難しい場合は、4月1~2日の開幕戦ブランズハッチの前に、プライベートテストを敢行する予定。
これで17年シーズンのBTCCは全ドライバーが確定。グリッドには32台のマシンが並ぶこととなった。