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ル・マン通算17度参戦のニコラス・ミナシアン、ドラゴンスピードで新職に就く

2017年03月17日 18:01  AUTOSPORT web

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ドラゴンスピードで“ビジネス開発担当スポーツディレクター”に就任したニコラス・ミナシアン
プジョーの元ワークスドライバーであるニコラス・ミナシアンが、イギリスに拠点を置くLMP2チーム、ドラゴンスピードのスポーツディレクターに就任した。

 現在、44歳のミナシアンは、“ビジネス開発担当スポーツディレクター”の肩書きでチームへ加入。2017年はル・マン24時間耐久レースとELMSヨーロピアン・ル・マンシリーズへ参戦する同チームで、幅広い役割をこなすという。

 昨年のセブリング12時間にドラゴンスピードから参戦したミナシアンはチームのリザーブドライバーを務めながら、レギュラードライバーをサポート。また、スポーツカーレース界での人脈を活かし、将来のビジネスチャンスを開拓していく。

 イギリスF3選手権の優勝経験であるエルトン・ジュリアンが創設したドラゴンスピードは、ロシアのGドライブ・レーシングと協業。今季は参戦体制を2台に拡充する。

「チームのスポーツ面を担当することで自由裁量権を持つことができ、多くの方法でチームに貢献できる」とミナシアン。

「ドライバーたちとの仕事を楽しんでいるし、オフシーズン中にエルトンと2台目のマシンに必要なクルー探しも楽しみながらできたよ」

 またジュリアンも「今シーズンの参戦体制を2台に拡大したので、ニック(ニコラ)の見解がぜひとも必要だった」と付け加えた。

「ドライバーたちと行う仕事についてだけではなく、私とともにチームのビジネス面を構築することもね」

 ミナシアンは、これまで通算17回ル・マン24時間へ参戦。2008年にはプジョー908 HDiで2位表彰台を獲得している。

 しかし、近年はドライバーとしての活動を縮小させており、今回ドラゴンスピードでの新職を引き受けたのも、そのひとつとみられる。

 また、ドラゴンスピードは今シーズンのELMSラインアップを決定。Gドライブとのタッグで走らせる22号車オレカ07・ギブソンはメモ・ロハスと平川亮に21歳のレオ・ルーセルを加えた3名体制。

 10スター・ドラゴンスピードとして投入する21号車はニコラ・ラピエール、ベン・ヘンリー、ヘンリク・ヘドマンといったラインアップだ。