メルセデスの元技術担当エグゼクティブディレクター、パディ・ロウが、かねてから推測されていたとおり、ウイリアムズに加入したことが、正式に発表された。ロウはチーフテクニカルオフィサーのポジションに就き、16日から職務を開始した。
ロウは、2016年末までのメルセデスとの契約を延長せず、今年1月に同チームからの離脱が明らかになっていた。
ウイリアムズの技術責任者を務めたパット・シモンズが昨年末で離脱しており、ロウはシモンズの後任として、技術部門の全体的なマネジメントの責任を担う。さらに、ウイリアムズチームの株式を取得、チーム副代表クレア・ウイリアムズやマイク・オドリスコルらとともに、取締役会のメンバーになるという。
ロウは2013年にメルセデスに加入、3年連続ダブルタイトル獲得に貢献した。80年代後半から90年代序盤にはウイリアムズに所属、アクティブサスペンションの開発を主導し、1992年のナイジェル・マンセルによるタイトル獲得において大きな役割を果たした。