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「神経を使い過ぎて病院通い」 職場の面倒くさい人間関係はなんとかならないのか

2017年03月16日 12:02  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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フリーで物書きをしていると、どうにもこうにも、人恋しくなる瞬間がある。だけど、僕が30も過ぎてどうしてフリーでやっているのかと言えば、そもそも人間関係を円滑にこなすのが苦手だというのが理由にあったりする。

上司に気に入られたいとも思わないし、同僚と上手くやろうとも思わない。部下なんかどうでもいいし、もらえる給与さえあれば、他に何もいらない。そんな人間なので、当然組織の中ではろくな評価をされない。

仕事が出来ていても、実際には人間性云々で批評をされる職場ばかりなので、いつの間にか1人でもやれる仕事に傾倒するようになっていた。でも、こういう人間は決して僕だけではないはずだ。現にネット上で色々と検索してみると、似たような人というのはゴロゴロ見つかった。(文:松本ミゾレ)

「毎日ネチネチ小言を聞かされて、 メンタルクリニックに駆け込みました」

先日、ガールズちゃんねるで「職場の人間関係がつらい人」と題されたスレッドが立った。ここに、実に多くの、職場での人間関係に辟易しきっている人たちの声が書き込まれていた。いくつか目に付いたものを紹介していきたい。

「お局さんからの嫌味が毎日です。頑張ったら頑張ったでネチネチ言うし精神的にボロボロです」
「派遣で働いていたとき、同性の方から毎朝一時間ひたすらネチネチ小言を聞かされて、 だんだんおかしくなって、メンタルクリニックに駆け込みました」
「四十過ぎたババアが10以上も年下の人(私)をいじめて何が楽しいんだろと冷めた目で見てる」

もうみんな、本当に疲れきってるんだなぁと思える書き込みが目白押しだ。見ているうちに外野であるこっちまで参ってしまいそうだ。

「生理痛酷くなって病院通い、耳鳴りもする、左目が毎日痙攣するようになった」

それでまたこういう職場っていうのは、ストレス負荷も半端ではない。現代社会はストレスと切っても切れない関係にあるというけど、その元凶は職場にあるのではないかとすら感じられる。

極力波風を立てず、穏やかに過ごそうとしても、職場ではどんなことがきっかけで嫌な気分になるか分かったものではない。上司の贔屓にイライラしたり、同僚の放つ無神経な一言に舌打ちをしたり、部下が同じようなミスを何度も繰り返すことで、その尻拭いに奔走させられたり。

その上でもらえる給与は大した額でもないということがほとんどなんだから、これでストレスを感じるなと言う方が無理だ。

結果として身体を壊してしまう人も少なくない。「毎日、息が詰まりそうで辛かったです。神経を使い過ぎたせいで病気になったので退職しました」という書き込みも多数あった。セクハラ上司に耐えているという人は

「生理痛酷くなって病院通い、耳鳴りもする、左目が毎日痙攣するようになったし、泣き虫だった頃が嘘みたいに涙が出なくなった。『もう転職したい』って思うのは私の我慢不足なんでしょうか」

なんて書き込んでいるが、明らかなハラスメントなら人事部に相談する、それでも変わらないならさっさと辞めた方がいい。

かく言う僕も、職場のストレスで胃をやられてしまった経験が2度ほどあるけど、理由が職場でのつまらない人間関係にあっただけに、馬鹿馬鹿しくてたまらなかった。稼ぐために通っている職場。その職場で体を悪くして、入院して余計な金を使う羽目になるなんて、本当に笑えない。

人間は体が資本。会社は人生の全てを保証してくれないが、健康な体は人生を楽しく歩む上での欠かせないパートナーになる。アホみたいな人間関係が跋扈する職場は、長い目で見れば、労働者に様々な悪影響しか及ぼさない。