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WRC:58歳のヒュンダイ所属コドライバーが第一線退く。「感謝してもしきれない」

2017年03月16日 12:00  AUTOSPORT web

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今シーズン半ばにWRCコドライバーの第一線から退くジョン・ケナード(ヒュンダイi20クーペWRC)
WRC世界ラリー選手権に参戦するヘイデン・パッドン(ヒュンダイi20クーペWRC)は、2017年シーズン半ばにコドライバーを交代。12年に渡り組んできたジョン・ケナードとのコンビを解消する。

 ケナードは第9戦フィンランドを機にパッドンとのコンビを解消。第10戦ドイツからは、イギリス出身のセバスチャン・マーシャルが新たなコドライバーを務める。

 現在、58歳のケナードは「いつかは下さなければならない決断だった」と語っている。

「年齢を重ねていくと、何事にも全力を注ぐようになる。しかし、ほんのわずかに(作業が)遅くなることもある。私はミスをする前に辞めたかったんだ」

「この件については、昨年から話し合いを進めてきた。そして、今がベストなタイミングだと思ったんだよ」

「ヘイデンは2018年シーズンに向けた戦いを始めている。だから、セブ(セバスチャン・マーシャル)と関係を構築する時間を与えたかった」
■新パートナーは28歳の若手

 新たにパートナーを務めるマーシャルは1988年生まれの28歳。昨年は同じくヒュンダイのケビン・アブリングとタッグを組んでいた。

「僕にとって絶好のチャンスだ」とマーシャル。

「ワークスチームでヘイデンのようなトップドライバーと組めることを嬉しく思うよ」

「世界選手権へフル参戦することは、僕にとっても新たなステップだ。ジョンの代わりを精一杯務めるつもりだ」

 パッドンとマーシャルはすでにテストでコンビを組んでいるほか、3月下旬に行われるサンレモ・ラリーにも出場する予定。

 12年に渡り、ケナードと組んできたパッドンは「12年前、ジョンは引退するためにニュージーランドへ戻った。それでも、僕と一緒に戦ってくれたんだ」とコメント。

「今回も完全に引退するわけじゃない。引き続きチームには残るし、彼との旅は永遠に終わらないと思っている」

「彼が残してきた功績には感謝してもしきれないよ」