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湯浅政明が永井豪『デビルマン』をアニメ化 『DEVILMAN crybaby』Netflix全世界配信へ

2017年03月16日 06:03  リアルサウンド

リアルサウンド

(c)Go Nagai-Devilman Crybaby Project

 永井豪の漫画『デビルマン』のアニメ化作品『DEVILMAN crybaby』が、2018年初春にNetflixで全世界独占配信されることが決定。あわせて特報とティザービジュアルが公開された。


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 本作は、全世界での単行本発行部数累計5000万部を記録する『デビルマン』を、原作者・永井豪50周年を記念し、Netflixオリジナルの新作アニメとして制作したもの。映画・アニメ・ゲーム・小説・派生マンガなどのメディアミックスが展開されてきた『デビルマン』だが、これまで原作の結末が描かれることはなかった。Netflix版では、飛鳥了と不動明の出会いから、デビルマン誕生、そしてデビルマン対サタンのハルマゲドンと、原作漫画のラストまでが初めて描かれる。


 監督を務めるのは、4月7日公開の『夜は短し歩けよ乙女』、5月19日公開の『夜明け告げるルーのうた』と、2カ月連続劇場公開作品が控える湯浅政明。脚本は『コードギアス 反逆のルルーシュ』や『甲鉄城のカバネリ』の大河内一楼が担当し、音楽は『ピンポン THE ANIMATION』で湯浅監督とタッグを組んだ牛尾憲輔が手がける。


 公開された特報には、燃え盛る炎をバックにデビルマンが敵を地面や壁に打ち付ける様子や、十字架の前で雄叫びをあげる姿が収められている。プロデューサーの新宅洋平は、「今作は、デビルマンの原作が持つニュアンスを最大限活かしつつ、湯浅監督に現代に描かれるべきアニメとして、新たな映像化をしていただきます。激しいバイオレンス描写など、Netflix配信ならではの表現に挑みます。永井豪先生の原作に真正面から向き合う『DEVILMAN crybaby』に是非ご期待ください」とコメントを寄せている。


 なお本作は、日本語のほか9ヶ国語の吹替、25ヶ国語の字幕で、全世界190カ国で配信される。また、3月23日から26日にかけて東京ビッグサイトにて開催されるアニメイベント「AnimeJapan 2017」では、3月25日に永井豪と湯浅政明監督による対談トークイベントも開催される予定だ。


【原作者・永井豪 コメント】
原作コミック『デビルマン』のアニメ化のお話を聞いた時、まず一番に思ったのは「最後まで描いてくれるの?」でした(笑)。僕が絶大な信頼を置いている湯浅監督なら、やりきってくれると信じています。デビルマンとデーモンの闘いが、アニメーションでどのように描かれ、決着がつくのか。二度と実現出来ないかもしれない『デビルマン』の結末までのアニメーションを、僕自身楽しみにしています。


【監督・湯浅政明 コメント】
最も衝撃を受けた漫画『デビルマン』のアニメ化を、まさか自分がやる事になるとは! 漫画史上最高とも言える衝撃的な展開と壮大なラストシーンにたどり着くため、原作のスピリット、エッセンスを「今やるアニメーション」の形に落とし込む作業に日々悪戦苦闘中です。しかし配信という事で制約も少ないので、限界までやりますよ! バイオレンス、エログロなどありますが、最終的に「愛」です。楽しみに待っていてください。


【音楽・牛尾憲輔 コメント】
湯浅政明監督と漫画『デビルマン』をアニメ化させて頂きます。永井豪先生による壮大な一大叙事詩の本質を、余すことなくアニメにするためにチームが一丸となって取り組んでいます。監督とともに巨大な原作に挑むのは『ピンポン THE ANIMATION』以来。あの時と同じチームで、またあの熱い日々を過ごせている事をとても光栄に思っています。監督がおっしゃる通り「愛」の作品です。是非ご期待下さい。


(リアルサウンド編集部)