結婚相手紹介サービスのツヴァイは3月7日、「大阪府民の結婚観」の調査結果を発表した。大阪府の女性は東京の女性に比べて結婚に前向きであることや、家族との相性を重視することがわかった。また、同じ大阪府の女性でも、北大阪や泉州など地域によって結婚したい理由などにはっきりとした違いがある。
調査は、今年2月10日~13日までの間、東京・大阪在住で25~44歳の独身男女を対象に実施し、700人から回答を得た。
大阪女性は、家族との相性を重視する傾向が強い
「良い人がいれば明日にでも結婚したい」という質問に対して、「はい」(「そう思う」「ややそう思う」の合計)と答えた人は大阪男性が42.0%、東京男性は44.0%と大差はない。一方で大阪女性は48.7%、東京女性は34.0%と、大阪女性は東京女性に比べて結婚に前向きな姿勢を示す人が多い。
結婚観はどうか。「自分の家族と仲良くなれることを求める」の回答を見ると、大阪の平均が26.7%(男性21.7%、女性31.7%)に対し、東京は15.0%(男性10.0%、女性20.0%)だった。また「相手か?家族を大切にしていることを求める」への回答は、大阪が29.9%(男性24.7%、女性35.0%)に対し、東京は15.0%(男性14.0%、16.0%)と、大阪府の男女は結婚において家族との相性を重視する傾向が強い。
「結婚したら相手より少し下がってついていきたい」の回答を見ると、大阪女性が45.0%に対して東京女性は34.0%。大阪女性は、夫より一歩下がってついていくという女性が多いようだ。
「結婚するなら、笑いのツボが合う人としか結婚したくない」という回答を見ると、大阪女性の51.3%に対して東京女性は36.0%と約15ポイントの開きがあった。やはり大阪女性はお笑いを重視する人が多いことがうかがえる。
ミナミを好む女性は、結婚後もいってらっしゃいのキスを毎日したい
梅田界隈をより好む「キタ派女性」と難波界隈をより好む「ミナミ派女性」で結婚観を比べると、「亭主関白な家庭を求める」の回答は、キタ派女性は37.4%、ミナミ派女性では21.3%だった。一方で「相手より少し下がってついていく」はキタ派女性が49.6%、ミナミ派女性が41.4%だった。
一方で、「いってらっしゃいのキスを毎日したい」という回答は、キタ派女性が22.9%、ミナミ派女性が31.4%。「記念日や誕生日はお祝いしたい」はキタ派女性が58.0%、ミナミ派女性が67.5%という結果となった。キタ派女性ほど男性を立てる志向が強く、ミナミ派女性ほど結婚後もラブラブでいたいと思う人が多いことがわかる。
「結婚する理由」について府内を北大阪、大阪市など6つの地域にわけて質問すると、「好きな相手と一生一緒にいたいから」は泉州が56.0%でトップ。一方で「結婚したいと思わない」は大阪市が44.0%でトップだった。
専業主婦志向を見ると東部大阪が64.0%とトップで、「結婚相手に収入を求める」という回答では36.0%と北大阪の44.0%に次いで2位だ。東部大阪女性は、お金のことは夫に任せて、自身は家庭を守る主婦業に専念したいという考えが強いようだ。
調査を行ったツヴァイは、大阪女性の地域別の特徴を次のようにまとめた。
北大阪:こだわらない淡白さとしっかりした経済観を持つ「サバサバ系しっかり女性」
大阪市:他地域に比べて結婚願望は低いが、結婚後は夫を支える「大和撫子女性」
東部大阪:専業主婦志望が6割 妻として夫を支えたい「温和女性」
堺市:結婚後もラブラブな男女でいたい「いつまでも恋愛女性」
南河内:自立をしながら対等な立場で歩きたい「対等なパートナー型女性」
泉州:結婚は恋愛の延長 好きな人と結婚したい「ロマンチック女性」