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高橋一生など男性俳優のヌードグラビア、何が女性を惹きつけるのか

2017年03月15日 16:01  週刊女性PRIME

週刊女性PRIME

高橋一生のヌードが話題になった『an・an』の表紙

 3月1日に発売の女性誌『an・an』(マガジンハウス)に掲載された、俳優・高橋一生の14ページにわたるセクシーなグラビア。この号は普段の約2倍の発行部数を記録し、完売店が続出した。

「放送中のTBS系ドラマ『カルテット』や、NHK大河『おんな城主 直虎』に出演中の高橋さんが脱ぐとあれば、話題性バツグン。一糸纏わぬ姿で抱き合ったり、濃厚なキスをしたりと内容も過激。つい買ってしまった人も多いのでは」(芸能レポーター)

 今クール放送されたテレビ朝日系ドラマ『奪い愛、冬』でも、大谷亮平が惜しみなく裸体を晒している。

「第1話の放送で大谷さんのシャワーシーンを放送したところ、反響が大きかったそう。そのため、当初はなかったシャワーシーンを毎話入れ込むように台本が変更されたそうです」(前出・芸能レポーター)

 くしくも同じ名前の鈴木亮平も、自身の写真集『鼓動』(キネマ旬報)でのヌード写真が話題を呼んだ。

W亮平は今、オトコの裸のツートップですね。2人とも引き締まったステキな身体だし、筋肉がキレイです

 と語るのはコラムニストのペリー荻野さん。最近は、大河ドラマでも露出があるそう。

「話題になったのは『八重の桜』での西島秀俊さん。上半身裸だったんですが、脱いだらすごかったですね! 『平清盛』では中井貴一さんが、『真田丸』では山本耕史さんがステキな裸体を披露してくれました」(前出・ペリーさん)

 恥ずかしいから声を大にしては言えないけれど、実はすごくドキドキしてしまう男性のヌード。一躍、話題になった高橋の『an・an』でのセクシーショットについて、ペリーさんはこう分析する。

ベッドに入らないと見えない

「少し細身な高橋さんだからこそ、醸し出される色気がありました。色気って儚さとか危うさがないと出てこないと思うんです。女性を翻弄していたり、女性にリードされていたりと、二面性が読み取れる写真もうれしいですね

『an・an』の男性俳優たちのセクシーグラビアは、発売されるごとに大きな話題を呼び、木村拓哉や斎藤工、櫻井翔や松坂桃李など、今をときめくイケメンスターがこれまでも裸体を披露してきている。

「印象に強く残っているのが、香取慎吾くん。テレビで無邪気に笑っている印象が強かったので“裸になったらこんな顔するんだ……”というような、秘密を見てしまった感覚になりました。実際に付き合ったり、ベッドに入らないと見えないような表情だから、驚きで惹かれるのかもしれませんね」(前出・ペリーさん)

 そんな男性ヌードの先駆けとなったのが本木雅弘。篠山紀信撮影の写真集『white room』を'91年に発売した。“おぐねぇー”の愛称でも親しまれるヘアメイクアーティスト・小椋ケンイチさんもこの写真集に魅せられた1人。

「超衝撃でした。男の人のヌード写真集なんて、時代的にまだ認知されていないころだと思います。いまだにあの作品を超えるものはないですね。自慰をしながら撮影された写真もあり、それは身体ではなく顔だけの写真を掲載したんです。とても芸術的でした」

 真っ白な背景にたくましい身体で色気がムンムン。これも、カメラマンとの阿吽の呼吸ありきだ。

「篠山さんの指示も“ただそこに立っているだけでいい”とか“背中で語ってくれればいい”というだけのものだったそうですよ。まさに“シンプル・イズ・ベスト”でした。女性のグラビアでは変な布を羽織ったり、Tバックをはいたり、お尻をハミ出させたり……という技が見えるんですけど“バカね~”って思っちゃう(笑)。裸一貫で魅せてくれる男性グラビアは本当に美しいです」(前出・小椋さん)

 ペリーさんもこう続ける。

「大げさに言えば見た人だけが楽しめる“人生の豊かさ”がヌードにはあると思います。見たことがない表情を発見できる喜びは何ものにもかえがたいです。ぜひ見て妄想してほしいですね」