WEC世界耐久選手権に参戦するTOYOTA GAZOO Racingや、ウイリアムズF1チーム、スーパーGTなど、さまざまカテゴリーのチームにホイールを供給し、また、カスタマイズ用ホイールのトップメーカーであるRAYSが、香港で新商品説明会を行なった。
この発表会は、中国・香港地区をはじめ、アジア地域各国への販売拡大を目指し、改めて現地のホイール販売関係者やメディアにRAYSの新商品を直接紹介するとともに、関係性を深め、より良い信頼関係を築いていこうというもの。
発表会初日となった3月14日、展示会場には中国・香港の自動車メディア15社、現地ディストリビューター、販売ショップなど約100名が集まった。
日本からは三根茂留代表取締役社長をはじめ、VOLK Racingの山口浩司プロデューサー、GramLightsの加藤プロデューサーといった開発陣トップも出席。現地ユーザーの要望を聞くなど、販売サイドと直接の意見交換を実施した。
冒頭、三根社長は「中国・香港を筆頭に、アジア各国でのRAYSのホイール販売が飛躍的に向上している。こうした状況を踏まえ、中国・香港を中心としたアジア市場をさらに広げていきたいと考えている」と挨拶。
すると、出席者からは「RAYSのホイールをもっと売りたいので、サイズやカラーを揃えてほしい」といった意見とともに具体的なサイズやカラーを求める声が上がった。
また、「RAYSはすでにとても有名なホイールとして中国人にも知られているので、これからは、『なぜ、RAYSのホイールは性能が良いのか』といった情報をもっと伝えてほしい」といった要望が寄せられた。
加藤氏は「今から中国市場に出るには、当然そうした細かい要望に応える必要があると認識している」と語った。
また、山口氏も「現地のニーズをぜひ商品開発に活かしていきたい」と前向きなコメント。
三根社長は「RAYSへの期待感がひしひしと伝わってきた。RAYSとは何か、なぜクオリティが高いのかということを、さらに真摯に伝える必要があるようだ」と、中国・香港市場における予想以上の意識の高さに驚いている様子だった。