S Road CRAFTSPORTS GT-R 3月13日から富士スピードウェイでスタートしたスーパーGTのテストは14日、2日目の走行が行われ、午後のセッションはドライコンディションにも恵まれS Road CRAFTSPORTS GT-Rが1分29秒717というベストタイムをマークした。
岡山での公式テストを目前に控え、もてぎ、岡山でもそれぞれテストが行われるなど、開幕に向けて忙しさを増しているスーパーGT。13日に続くこの日の富士では、SUBARU BRZ R&D SPORTが急遽参加を取り止めたため、GT500ではMOTUL AUTECH GT-R、S Road CRAFTSPORTS GT-Rという2台、GT300ではStudie BMW M6、VivaC 86 MCという2台が初日に続き走行した。
午前はウエット部分が残っており、MOTUL AUTECH GT-Rが1分38秒583というベストタイムにとどまったものの、フォーミュラのスポーツ走行を挟んだ午後の走行では、曇天ながらドライに転じ、各車とも精力的に周回を重ねた。
午後は最終的にS Road CRAFTSPORTS GT-Rが1分29秒717というベストタイムをマークし、MOTUL AUTECH GT-Rが29秒936というタイムとなっている。
GT300車両については、2016年チャンピオンのVivaC 86 MCは、今回のテストが今季初走行。ヘッドライトやテールランプが新しい86のものとなっているほか、新たにアルミのサイドステップが取り付けられているのをのぞくと、「精度を高めているほかはやっていない(土屋武士)」という。とは言え今回は松井孝允、山下健太、そして第3ドライバーとして起用される近藤翼という3人がドライブし、確実な手ごたえを得た様子。また、今季のBoPも見越したウエイトでの走行だったようだ。
一方、Studie BMW M6は信頼性確保のための2017年用アップデートパーツを「80%くらい装着して」のテストだったとのこと。この日は荒聖治がノートラブルで周回を重ねている。ベストタイムはVivaC 86 MCが午後に1分36秒666をマーク。Studie BMW M6は37秒226というベストとなっている。