スーパーGT300クラスに参戦するD'station Racingは、藤井誠暢のパートナーとして、ポルシェファクトリードライバーのスヴェン・ミューラーを起用すると発表した。
今季からGT300クラスに参戦するD'station Racingは、強豪KTRとのコラボレーションで藤井をAドライバーに迎え、さらに佐々木主浩総監督を迎えるなど、すでに話題が多い。ただ、2月15日の発表会の段階では藤井とコンビを組むドライバーは発表されていなかった。
そんななかD'station RacingのBドライバーとして発表されたのは、ポルシェファクトリードライバーのスヴェン・ミューラーだ。1992年ドイツ生まれのまだ若いドライバーで、これまで2012年にヨーロピアンF3に参戦した後、ポルシェのジュニアドライバー入り。2016年はポルシェ・モービル1スーパーカップ、ポルシェカレラカップ・ジャーマニーの二冠を達成している。
ミューラーはすでにファクトリードライバーとしてWEC世界耐久選手権や、IMSAウェザーテック・スポーツカーチャンピオンシップを戦った実績もあるが、今季は同様にバイザッハからの派遣というかたちで、新たに激戦のスーパーGT300クラスにも挑戦することになった。
すでにスーパーGTで多くの実績を残している藤井、そしてポルシェが育て上げた速さをもつミューラーの組み合わせは、ライバルにとっても大いに脅威となりそうだ。