ポルシェジャパン、およびPCCJポルシェカレラカップ・ジャパン委員会は3月13日、2017年のスカラシッププログラムに21歳の上村優太を選出したと発表した。
2009年にスタートしたスカラシップは、将来性のある有望なレーシングドライバーの育成を目的として、17年のポルシェカレラカップ・ジャパンにフル参戦するドライバーを支援するもの。
このスカラシップからは平川亮や元嶋佑弥など、多くのドライバーがトップカテゴリーへステップアップしている。
今年は書類選考によって選ばられた6名が2月21日に富士スピードウェイで行われた最終審査に参加。ポルシェ911 GT3カップをドライブしてラップタイムやドライバーとしての資質に加え、英語力など総合的な審査が行われた。
17年のスカラシップに選ばれた上村は、2013年にカートレースデビューすると、翌年には鈴鹿サーキットレーシングスクール(SRS-F)に入校。同スクールを首席で卒業している。
15年からはFIA-F4選手権へ参戦を開始。昨年は2位表彰台を含む6度の入賞を達成し、ドライバーズランキング14位につけた。
「PCCJスカラシップドライバーに選んで頂いて本当に嬉しい」と上村。
「幼い頃からの憧れでもあるポルシェをドライブできることを、とても誇りを感じています」
「このチャンスを活かして、国内最高峰のスーパーGT参戦、そしてその先にある世界の舞台を目指して頑張っていきたいと思います」
上村はドライビングアドバイザーの影山正美やPCCJ委員会などのサポートを受けながら、ゼッケン17のポルシェ911 GT3カップで、今季のPCCJへフル参戦する。
なお、昨年のスカラシップドライバー、三笠雄一はSky Racingから今季のPCCJへ参戦するとのこと。