デートで食事をする店選びをする際、相手との食の好みが合わないと辛い。最初は「いいよ」と笑顔で応じても、毎回我慢すると辛くなってくる。はてな匿名ダイアリーには3月11日、 「デートが焼き鳥屋ばかりで辛い」という男性からの切実な思いを訴える投稿があった。
投稿者は27歳男性で、交際1年の彼女がいる。容姿のいい彼女だそうで、誇らしく思うものの、デートの場所がいつも焼き鳥屋であることが我慢ならず、投稿者は、
「俺だってたまには可愛い彼女と小洒落たカフェやイタリアンに行きたい」
と心情を吐露した。
女子会で行く小洒落たカフェやイタリアンばかりに嫌気
彼女がデートの食事場所に焼き鳥屋を選び続ける理由は、「ひとりでは焼き鳥屋に入りにくい」からだという。彼女によれば、女子会ではこじゃれたカフェやイタリアンに行くことが多く、女友達に対して「焼き鳥屋に行きたい」とは言いにくいというのだ。
投稿者は過去に、思い切って彼女をフレンチレストランへ連れていったことがある。料理は美味しく、彼女からはお礼を言われたものの、焼き鳥屋を出るときとはテンションが明らかに低い。
どうしても気になった投稿者が彼女に理由を聞くと、背筋を伸ばしてナイフやフォークを使う食事や、周囲の雰囲気を気にして声のトーンに気を配りながら話すことに疲れたことを打ち明けた。女子会で堅苦しい店に行き続けたことで、嫌気が差したのだろう。
対して焼き鳥屋では堅苦しい雰囲気はなく、楽しい時はゲラゲラ笑えるなどリラックスできる。彼女はそういった点を魅力に感じ、焼き鳥屋をリクエストしているわけだ。しかし投稿者は「もう限界だ」と不満をあらわにしている。
「片方が我慢する問題でもないから、協議に値すると思うよ」
これに対しては、「贅沢な悩みだ 」「リア充爆発しろ」など、惚気けやがって!いう怒りのコメントが殺到した。だが、「本心にとっては深刻な問題」という意見のように、投稿者にとっては看過できることではない。
パートナーと食の好みが合わなければ、どちらか一方が我慢し続けることになり、親しい関係性を構築し続けることは困難になる。そうならないように話し合うべき、という意見もある。
「これは片方が我慢する問題でもないから、協議に値すると思うよ」
「一生このままだったら、いくら可愛くても辛いね」
ほかには、彼女はリラックスできる店を焼き鳥屋しか知らないだけなので、似た店を選べば投稿者も我慢を続けなくてよい、という考えを書く人もいる。
「ゲラゲラ笑って楽しく飲めるお店がいいって言ってるんだからご飯の種類は応相談なのでは」
「赤提灯やら大衆居酒屋やせんべろな店を教えてやりなさいな」
投稿を読む限り、彼女は投稿者が嫌いなわけではない。「彼女は俺の気持ちをわからない」と投げやりになっていては、関係が壊れてしまうかもしれない。たかが食の好みと甘く見ず、パートナーとは十分に話し合って柔軟な対応が必要な事例ではある。