ドラマ『僕だけがいない街』が2017年冬にNetflixで配信される。
三部けいの同名漫画をもとにした同作。自分の意志とは無関係に時間を逆行してしまう現象「リバイバル」によって18年前に遡ってしまう売れない漫画家・藤沼悟が、自身が小学生の時に起きた連続児童殺人事件や母の死の原因を探るというあらすじだ。原作は2016年にアニメ化および藤原竜也主演で実写映画化されている。今回は原作完結後初めての映像化となり、新たな解釈も取り入れているという。
主人公の悟役を演じるのは古川雄輝。共演者には優希美青、白洲迅、内川蓮生、柿原りんか、江口のりこ、眞島秀和、戸次重幸、黒谷友香らが名を連ねる。監督は映画『L―エル―』などの下山天。撮影は原作の舞台である北海道・苫小牧で行なう。
古川は「役柄は自分と同じ29歳。口数が少なく無気力だった悟が、リバイバルを繰り返すことによって憧れていた『ヒーロー』、気力に満ちた自分に成長していく姿を見せられるように頑張ります」と意気込みを語っている。
■古川雄輝のコメント
世界中に発信されるということで、日本だけでなく、世界中の方々に見て頂けることを嬉しく思います。役柄は自分と同じ29歳。口数が少なく無気力だった悟が、リバイバルを繰り返すことによって憧れていた「ヒーロー」、気力に満ちた自分に成長していく姿を見せられるように頑張ります。久しぶりの主演ドラマなので楽しみながら、原作ファンにも、新しく『僕街』に触れる方々にも満足して頂ける悟を演じたいと思います。
■下山天監督のコメント
『僕街』を映像化する上で主に心掛けた事は3点。まずはキャラクターとロケーションの再現。次に三部先生が張り巡らした見事な伏線をどう観客に<映像の記憶>として埋め込むか。そしてアニメや映画版もなし得なかったあのクライマックスの完全映像化です。現在、NETFLIXでの世界配信へ向けて、作品のリアルな季節感や空気感を描く為、真冬の北海道での4K撮影が続いています。日米のスタッフが満場一致で選んだ主人公・悟を演じる古川雄輝さん、他のキャストの皆さん、下山組スタッフとが一丸となって、主人公のように『未来を変える』全世界に向けたジャパンオリジナルのドラマを目指します。
■三部けいのコメント
原作で描いた少年期と同じ街(苫小牧)・季節に撮影が行われていると聞き、自分がイメージした空気感がそのままの形で味わえるのでは、と楽しみにしています。配信がとても待ち遠しいです!