スーパーバイク世界選手権(SBK)第2戦タイは3月12日、チャン・インターナショナル・サーキットでレース2が行われ、ジョナサン・レイ(カワサキ)が優勝した。
気温36度、路面温度48度で始まったレース2。レース1で4位のマルコ・メランドリ(ドゥカティ)がポールポジションスタートからホールショットを奪う。
レース1で優勝したジョナサン・レイ(カワサキ)は3列目9番手からロケットスタートを決め、オープニングラップですでに2番手までポジションアップ。チャズ・デイビス(ドゥカティ)が壮絶な2番手争いを仕掛ける。
デイビスはレイの前に出るとメランドリを猛追。しかしデイビスはメランドリに並びかけるが転倒。これで何の障害もなくメランドリの背後につけたレイ。その後方ではアレックス・ロウズ(ヤマハ)とトム・サイクス(カワサキ)が3位争いを展開。
4周目。レイがメランドリを捕らえた。レイ、メランドリ、ロウズ、サイクスの順にそれぞれがコンマ5秒ほどの間隔で周回を開始。レイがじわじわと独走状態に入る。
しかしここでロレンツォ・サバドーリ(アプリリア)がオイルを吹きながら転倒。赤旗が提示される。
改めて16周でレース再開。1周目からレイ、メランドリ、サイクスの3台でトップ集団が形成される。
そして、今度こそじわじわと独走体勢を築いたレイ。最後には4秒以上のアドバンテージを築いて開幕2戦連続ダブルウイン。サイクスが最終ラップでメランドリをかわして2位でチェッカーを受けた。
また、同日開催のスーパースポーツ世界選手権(WSS)ではデチャ・クライサルトがスポット参戦し、2位表彰台を獲得。開幕戦予選で転倒、負傷した大久保光は復帰して6位フィニッシュと大健闘。渡辺一樹も9位チェッカーと開幕から2戦連続でシングルフィニッシュを飾った。
以下、SBKレース2の順位結果。
■SBK第2戦タイ レース2順位結果
Pos.No.RiderTeam/MachineGap11J.レイカワサキ・レーシング・チーム(Kawasaki ZX-10R)25'02.029266T.サイクスカワサキ・レーシング・チーム(Kawasaki ZX-10R)+4.078333M.メランドリAruba.it レーシング-ドゥカティ(Ducati 1199 Panigale R)+4.195422A.ロウズパタ・ヤマハ・オフィシャルWSBKチーム(Yamaha YZF R1)+10.005581J.トーレスアルシアBMWレーシングチーム(BMW S1000 RR)+14.73367C.デイビスAruba.it レーシング-ドゥカティ(Ducati 1199 Panigale R)+16.972769N.ヘイデンレッドブル・ホンダ・ワールド・スーパーバイクチーム(Honda CBR1000RR)+20.543812X.フォレズバーニーレーシングチーム(Ducati Panigale R)+24.283940R.ラモスチームカワサキ・ゴー・イレブン(Kawasaki ZX-10R)+24.8641021M.ライターバーガーアルシアBMWレーシングチーム(BMW S1000 RR)+26.0081115A.デ・アンジェリスペデルチーニ・レーシング・SC-プロジェクト(Kawasaki ZX-10R)+27.5991284R.ルッソグアンダリニ・レーシング(Yamaha YZF R1)+34.8001337O.ジェゼックグリッリーニ・レーシング・チーム(Kawasaki ZX-10R)+47.0901486A.バドビーニグリッリーニ・レーシング・チーム(Kawasaki ZX-10R)+47.6951550E.ラバティミルウォーキー・アプリリア(Aprilia RSV4 RF)+1'21.916-2L.キャミアMVアスグタ・レパルト・コルセ(MV agusuta 1000 F4)+6 Laps(リタイア)-88R.クルメナヒャーカワサキ・プッシェティ・レーシング(Kawasaki ZX-10R)+11 Laps(リタイア)-6S.ブラドルレッドブル・ホンダ・ワールド・スーパーバイクチーム(Honda CBR1000RR)+11 Laps(リタイア)-60M.ファン・デル・マークパタ・ヤマハ・オフィシャルWSBKチーム(Yamaha YZF R1)スタートせず