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WRCメキシコ:好調シトロエンが首位キープ。トヨタのラトバラは6番手浮上

2017年03月12日 17:30  AUTOSPORT web

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WRC第3戦メキシコ クリス・ミーク(シトロエンC3 WRC)
競技3日目を迎えたWRC世界ラリー選手権第3戦メキシコは現地3月11日、SS9~17が行われ、前日総合首位に浮上したクリス・ミーク(シトロエンC3 WRC)がリードを広げた。トヨタのヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)は同6番手につけている。

 前日のオープニングステージとなったSS4で総合トップに浮上したミークは、この日もSS11とSS13でトップタイムをマークするなど好調を維持。総合首位の座を守っている。

 一方、ミークを追う同2番手セバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC)もSS12でトップタイムを記録する。しかし、続くSS13で痛恨のスピンを喫し、復帰に約10秒を費やすこととなった。

 午後の走行では、トップを争うふたりのタイヤ選択が分かれた。ミークはハードタイヤ4本とソフトタイヤ2本、オジエはハード2本とソフト3本という構成に。

 スピードに勝るソフトタイヤの本数が多いオジエが優位に立ったが、前述のスピンが響き、ミークとのギャップを詰めきれなかった。

 なお、SS13終了時点で39.5秒に広がったミークとオジエの差は、最終的に30.9秒となっている。

 総合3番手は、タイヤの摩耗に苦しむティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20 WRC)が入った。第1戦モンテカルロ、第2戦スウェーデンと不運が続き、今週末は表彰台を目指すヌービルが最終日を前に好位置につけている。

 また、SS14でトップタイムを記録したオット・タナク(フォード・フィエスタWRC)が同4番手につけ、5番手にはダニ・ソルド(ヒュンダイi20 WRC)が続いた。

 エンジン、およびタイヤのテストを行っていることを認めたラトバラは、ライバルの脱落もあり、前日からふたつポジションアップの総合6番手。チームメイトのハンニネンがこれに続く同7番手となっている。

 競技最終日となる現地12日は、SS18~19の2SSが実施される予定だ。