3月11日からカタールで開催されているMotoGPクラスのオフィシャルテストでドゥカティが新しいカウルを持ち込んだことが確認されており、ウイングレット禁止による対処方法が明らかになると思われる。
MotoGPでのウイングレット開発をリードし、2017年のウイングレット禁止に反対してきたドゥカティは、2017年からのオフィシャルテストで空力面の対処方法を明らかにしてこなかった。
ヤマハ、スズキ、アプリリア、ホンダは、失ったダウンフォースを埋め合わせるための新カウルを既にテストしている。ヤマハ、スズキ、ホンダはカウルに膨らみをもたせ、アプリリアはフロントカウルに2つの大きな溝をあけた。
ドゥカティはウイングレット禁止による新たな対策案の導入を開幕戦まで遅らせる可能性を示唆している。
新型カウルを最終テストに持ち込んだドゥカティだが、エンジニア陣はテストのどこで使用するかをまだ決めかねているとみられる。
新たなレギュレーションでは、新規参入のKTMを除いた各マニュファクチャラーは、シーズン開幕戦前にカウルの使用認可を受けなければならない。カウルはシーズン中の追加アップデートは任意の時点で1回許可されているという。
ドゥカティは17年シーズンの開幕戦と第2戦アルゼンチンGPの間に、ホルヘ・ロレンソとアンドレア・ドビジオーゾによるヘレスでのプライベートテストを予定している。