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MotoGP:ドビジオーゾ「簡単にタイムを出せた」/カタールテスト初日コメント

2017年03月11日 21:50  AUTOSPORT web

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アンドレア・ドビジオーゾ
カタールのロサイル・インターナショナル・サーキットで開催されているオフィシャルテストは初日を終え、ファクトリーチームのライダー8人とトップ3に入ったカル・クラッチローがテストを振り返った。

■アンドレア・ドビジオーゾ/ドゥカティ・チーム(1分54秒819/1位)
「初日はマシンによいフィーリングがあった。期待以上だったよ」

「感触はマレーシアと同じくらいポジティブだった。異なるセットアップにトライし、重要なフィードバックを得ることができたた」

「今日はみんなが速かったけど、とても簡単にタイムを出すことができた。まだいくつかの改善が必要だけど、このような形でテストが始まったのは、残りの2日間の仕事に対して大きく役立つ」

■マーベリック・ビニャーレス/モビスター・ヤマハMotoGP(1分55秒179/2位)
「1ラップ目からバイクのよいフィーリングがあり、速かった。4つの異なるコースでテストを行ない、それぞれで良い感じがある。これはバイクにうまく適応したことを意味する」

「特にレースペースがよくなっている。同じタイヤを履いて、最初と最後の周回のラップタイムに大きな違いがないことがうれしいし、走るたびによくなったことは驚きだ」

「今回はレースペースの仕事をたくさんしたい。ここでは重要なことだ。カタールではタイヤ、特に左側が大きく消耗してしまうから、いいペースをつかむことが大切だ。明日のプランは、タイヤのライフを延ばすことと、ラップタイムを安定させることだ」

■カル・クラッチロー/LCRホンダ(1分55秒420/3位)
「初日は簡単ではなかった。大きな問題ではなかったが、2台のマシン共に小さなトラブルが発生した」

「新エンジンではセンサーの補正の問題が増えたのでピットで多くの時間を費やさなければならなかった」

「たった28周しかできなかったのは残念。もっと走り込まなければならないからね。でも、ホンダとチームは共にとても頑張ってくれているから、全体的には満足している」

「夜になってコース上が湿って来て、何人かクラッシュするのを見た。だから、今夜は予定より早くテストを切り上げたよ。初日としてはハッピーだが、明日以降も仕事を続けたい」

■ホルヘ・ロレンソ/ドゥカティ・チーム(1分55秒616/5位)
「最近のテストの中では、ベストな1日目となった。常に上位に接近し、セッションが終わる前は5番手にいた」

「チームメイトが非常に速かったことは重要だ。このコースでドゥカティが非常に強いことを証明した。それに改善の余地がある。まだ、バイクは完璧ではないけど、走るたびにフィーリングがよくなっているよ」

「このコースは僕たちにとって確かに有利だ。明日も解決策にトライして行くけど、今日の結論は非常にポジティブだ」

■バレンティーノ・ロッシ/モビスター・ヤマハMotoGP(1分55秒679/7位)
「今日は特にコーナーの進入におけるフィーリングの仕事に取り組んだ。だけど、よくはなったよ。とても喜べない」

「プッシュするための十分なフィーリングがないけど、それほど悪くはない。今日はとても興味深いことを試した。フロントタイヤのライフに少し問題があった。タイヤは柔らかすぎるから、バイクの重量配分の調整をする必要があるね」

「カタールでは、トラックのコンディションが大きく変化してしまうから、明日も仕事を続け、よくするためにトライしたい」

■ダニ・ペドロサ/レプソル・ホンダ・チーム(1分55秒692/8位)
「これまでのテストと違って、カタールテストはナイトセッションだし、初日はコースが汚れているので状況に適応する必要がある」

「コースの状態を理解し、うまく適応するために時間が必要だ。さらにセッション終盤は気温が下がり、湿度も高くなったからかなり難しかった」

「ライディング中に路面が湿ってくることを判断するのは難しく、多くのライダーがクラッシュしているのを見たから、早めに走行を切り上げることがベストだった」

「今日はリズムの改善に取り組み、ペースをよくするためのマシンセットアップに取り組んだ。これからも改善する必要があるし、今日はこの部分でいい仕事ができたと思う。だけど、明日以降もこの仕事に取り組む必要がある」

■アンドレア・イアンノーネ/チーム・スズキ・エクスター(1分55秒751/10位)
「初日はセッティングに集中した。チャタリングの問題に直面していて解決策を見つけることに取り組んでいる」

「プッシュして転倒してしまったが、ケガはなかった。フロントのいいフィーリングを見つけるのに苦労している。ハードブレーキングに自信がなく、バンクさせていくとフロントがスライドして、これが転倒の原因となった」

「だけど、まだ発展途上の段階にある。だから、ポジティブに考えているよ。一発のアタックラップでは苦戦しているが、ペースはトップライダーと比較しても悪くない」

「もちろんアタックラップとレースペースの両方をよくするために全ての面で改善する必要がある」

■マルク・マルケス/レプソル・ホンダ・チーム(1分55秒899/12位)
「いい1日だったと言うことはできない。だけど、まだ1日目だ」

「新しいカウルを含めて、たくさんの異なることを試した。いくつかはよかったけど、まだ調整が必要だ。タイムアタックしなかったことは問題ないし、ペースはそれほど悪くない」

「今日は2度転倒してしまった。最初の転倒は僕の責任だ。ブレーキングが遅すぎた。2度目の転倒は、カタール特有のもので、セッションの終了が近づくと、気温が低下するんだ」

「コースコンディションはよくなかった。とにかく、このコースに適したセットアップの仕事に取り組みたい」

■アレックス・リンス/チーム・スズキ・エクスター(1分56秒589/18位)
「最終的に今日行なったことに満足している。正直、このサーキットでMotoGPマシンを走らせることは自分が予想していたより難しいよ」

「ナイトセッションの中で正しいブレーキングポイントとラインを見つけることは複雑だが、1周ごとにで学んでいる」

「今日はちょっとしたクラッシュがあったけどフィーリングは悪くない。ケガもなかった。明日は新しい改良を加え、よりよいパフォーマンスを得ることができるようにトライしたい」