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富士スピードウェイにモータースポーツ顕彰碑が完成。今日の繁栄に寄与した先達の功績を讃える

2017年03月11日 20:50  AUTOSPORT web

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モータースポーツ顕彰碑の前で記念撮影を行った
『ゴールドスター・ドライバーズクラブ・オブ・ジャパン』および『NPO法人日本モータースポーツ推進機構』は、これまでモータースポーツ界の発展に努めてこられたドライバー、主催者、サーキットなどの先達の功績をたたえ、それを後世に託すことを目的に、モータースポーツ顕彰碑を建設。

 その竣工除幕式典が3月11日、建設地である富士スピードウェイにて執り行われた。顕彰碑は高さ16.25メートルのオベリスク型(先端がピラミッド形状の角錐台)で、富士スピードウェイ西ゲート外側に設置されている。

 式典には、ゴールドスター・ドライバーズクラブ会員でもある往年の名ドライバーたちや、チームや自動車メーカー等の関係者が多数出席。

 ゴールドスター・ドライバーズクラブの大久保力会長、日本モータースポーツ推進機構の日置和夫理事長らが挨拶に立ち、半世紀を超える歴史を持つに至った日本のモータースポーツ界において、これまで貢献してこられた先輩や仲間たちに向けて、立派な碑が完成した喜びを語った。

 また、来賓として挨拶に立ったトムスの舘信秀会長は、3月11日という日にふれ「今日は6年前に東日本大震災が起こった日であると共に、息子の命日でもあります。こうした日に顕彰碑が完成することになり、感慨深い」と語り、1999年のテスト中に事故で亡くなった舘信吾選手への思いも重ねていた。

 なお、富士スピードウェイでは、翌12日にはサーキット開業50周年を記念して行われるイベント『FUJI WONDERLAND FES!』が開催される。半世紀にわたりモータースポーツの歴史を彩ってきた名車たちが数多く集まり、往時を懐かしく思い起こさせるイベントになるだろう。