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タイヤの構造にこだわったのカーボン製電動スケートボード「CARVON」

2017年03月11日 15:03  Techable

Techable

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近年アメリカを中心に電動スケートボードの人気が高まっている。有名YouTuberが電動スケードボードを乗って街をかけぬけている動画をみたことがある人も多いのではないだろうか?

そんな競争の激しい電動スケードボード業界にまた新たな風が吹き始めている。その風を作っているのがカーボン製電動スケートボード「CARVON」だ。
・タイヤの構造を最大限活かしたモーターの形式
もともとこのCARVONを開発している会社はDIYでスケートボードを電動にしたい人たち向けにモーター入りタイヤキットを販売していた。そのキットをつけて時速約50キロという速さをただきだした人が出てきて一時期話題をあつめていたが、今回CARVONはデッキも含めた完全電動スケートボードを開発した。



CARVONの過去製品も含めて、いま業界での主流はタイヤの中にモーターを組み込んだ「ハブモーター」形式だ。それに対しCARVONがとった形式は「外付けモーター」形式。

「ハブモーター」形式はタイヤそのものにモーターが内蔵されているため急な加速、減速がしやすい反面、タイヤそのものの特徴を最大限に活かせないという点がある。それに対し「外付けモーター」形式を採用することで、分厚いウレタン製タイヤの構造を最大限に維持し、より快適な乗り心地と耐久性を維持することができるのである。
・デッキはカーボンファイバーで柔軟
またプロダクト名のとおり、デッキ部分にはカーボンファイバー製の素材が使われている。これにより地面からの衝撃を柔軟に逃がすことができるだけでなく、デッキ部にかかる重心によってボードが折れてしまう心配も少ない。



通常タイプ「The Cruiser」は2輪駆動式でトップスピード約時速48キロまで上がり、4輪駆動タイプ「The Climber」の方だと時速約56キロまで出せるようになるとのことだ。現在まだ目標金額に向けて資金を募っているところだが、1099ドル(約12万6000円)で購入できる。

なお日本では電動スケートボードは道路交通法上、公道での利用が禁止されている可能性があるため、購入を検討する際にはその点注意が必要だ。

CARVON/Kickstarter