インディカー・シリーズは、エンジンサプライヤーのホンダとシボレーの供給契約を延長したことを開幕戦セント・ピーターズバーグの初日となる10日に発表した。
2003年にインディカーに参戦して以来、供給を続けるホンダ。2006年から2011年までは、ワンメイク供給というかたちでインディカーを支えていた。
今季は、チップ・ガナッシがシボレーからホンダエンジンにスイッチするなど開幕戦に参戦する13台にエンジンを供給。シボレー勢、特にチーム・ペンスキーを打ち負かすべく、チップ・ガナッシがホンダ勢を牽引してくれることをホンダは期待している。
2012年に現行のダラーラDW12シャシーが導入されるとともに、エンジンサプライヤーとして復帰したシボレー。2013年こそホンダエンジンを使用するチップ・ガナッシのスコット・ディクソンにチャンピオンを奪われたものの、2012年ライアン・ハンター-レイ、2014年ウィル・パワー、2015年ディクソン、そして2016年のシモン・パジェノーと5年間で4人のチャンピオンを送り出している。
インディカーは、開幕戦が行われているセント・ピーターズバーグで金曜日の夜にホンダ・シボレーの両メーカーと複数年の延長契約を交わしたことを発表した。
タイヤを供給するファイアストン、シャシーメーカーのダラーラとも長期契約を結んでおり、2018年にはダラーラが新エアロキットを導入する予定だ。
インディカーの競技委員長を務めるジェイ・フライは、「インディカーの近年の歴史において、とてもユニークな瞬間だよ。我々の主要メーカーすべてが、我々と共に将来を見定め、インディカー・シリーズというビジョンに投資してくれた。このスポーツを次の10年へと成長を続けていくポジティブな勢いの兆候だよ」とコメントしている。