第2回バルセロナF1合同テストが4日目最終日を迎え、マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソが開幕前最後の走行を行った。しかし前日に続き、マシンのパワーが失われるトラブルが発生、アロンソは43周しか走れなかった。
電気系の断続的なトラブルのため、午前中にアロンソは2度にわたってマシンがシャットダウンし、コース上でストップ。チームは原因究明のための作業に時間を費やした。アロンソは合計43周のなかで、ウルトラソフトタイヤで記録した1分21秒389で13人中11位でプレシーズンテストを終えた。
「今日は、残念な形でテストを終えることになってしまった。走行最終日を最大限に活用することができなかったんだ」とアロンソ。
「午前のセッションは順調に作業を始めることができ、プログラムを消化していった。でもその後、マシンがコーナーでパワーを失ってシャットダウンし、その場で止まらなければならなかった」
「(ガレージに戻ってきて)問題なく始動することができて、数周はすべてがスムーズにいっていたが、また同じ症状が出た。それで、ランチタイムの間に、もっと問題を詳しく調査して、変更を加える必要があると分かった」
「午後にコースに復帰することができてよかったよ。与えられた走行時間をめいっぱい活用したかったからね。1周1周すべてが、マシンを理解することに役立つんだ」
「メルボルンに間に合うよう準備を整えるためには、膨大な作業が必要なのは明らかだ。チームが懸命に努力しているのは分かっている。ファクトリーにマシンが戻れば、もっとたくさんの答えを見つけることができるだろう」
「僕らはオーストラリアに備えて次のステップに踏み出す必要があるし、それができることを願っている」