ル・マン24時間を主催するACOフランス西部自動車クラブは、BMWがペースカーをはじめ、オフィシャルが使用する車両を供給すると発表した。
BMWは2018年からル・マンをはじめWEC世界耐久選手権のLM-GTEクラスへの参戦を発表しているが、今回オフィシャルカーの供給に関して、ACOとパートナーシップを締結することになった。
ル・マン24時間のペースカーは、参戦するメーカーが供給することが多く、1990年代にニッサンが参戦したときには、フェアレディZやスカイラインGT-Rが採用されたこともある。近年はアウディがペースカーをはじめ、ドクターカーやマーシャルカー、ACO会長のピエール・フィヨンの車両などオフィシャルカーの供給を担っていた。
今回の合意により、BMWのハイパフォーマンスセダンやクーペ、SUVといったさまざまな車種がル・マン24時間のオフィシャルカーを担うことになる。
「ACOはBMWとの提携を特に希望していた。我々はサルト・サーキットのオフィシャルカーをBMWが供給するという発表ができることを大いに喜んでいる」とACOのフィヨン会長はコメントを残している。