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WRCメキシコ:トヨタのハンニネンが初日トップ。「初の総合首位に驚いた」

2017年03月10日 18:41  AUTOSPORT web

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WRC第3戦メキシコ ユホ・ハンニネン(トヨタ・ヤリスWRC)
現地3月9日、WRC世界ラリー選手権第3戦メキシコが開幕した。競技初日はSS1が行われ、ユホ・ハンニネン(トヨタ・ヤリスWRC)が総合首位に立った。また、第2戦スウェーデンで優勝したヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)は総合8番手につけている。

 今季初のグラベルラリーとなるラリー・メキシコのオープニングは、メキシコシティ中心部のソカロ広場に設けられた特設ステージで実施された。

 ターマック(舗装路)に作られた全長1.57kmのショートコースを2回走行し、その合計タイムで競うSS1は、大勢の観客が見守るなか、現地時間18時すぎにスタートした。

 走行1回目は、雨で路面が濡れたコンディションとなったが、比較的雨が弱い時間帯にアタックしたハンニネンが総合トップタイムを記録。2回目の走行でも落ち着いた走りで同5番手となり、合計タイムで総合トップに立った。

「トップタイムを記録し、初めて自分がWRCの総合首位になったことに驚いた」とハンニネン。

「雨で路面が濡れていたが、タイヤが思っていたよりもグリップしたんだ。とにかくミスを犯さないように気をつけて走った」

「ヤリスWRCのフィーリングはとても良く、運転が簡単に感じられたよ」

「明日からが本当の戦いとなる。今晩はゆっくりと休んで、自信を持って明日の戦いに臨みたい」

 初日を総合8番手で終えたラトバラは、「SS1のように距離の短い市街地SSは、リスクを冒して走っても大幅にタイムを縮めることが難しい」とコメント。

「重要なのは、大勢の人に素晴らしいショーを楽しんでもらえたことだ」

 現地10日は、サービスパークが置かれるレオン周辺でSS2~8が行われる予定。

 本格的なグラベルステージのほか、グアナファト市内の地下道を使ったストリートステージやミニサーキットでのスーパーSSなど、バラエティ豊かなコースが設定されている。

 7本のSSの合計距離は154.85km。総走行距離は418.85kmだ。