SERT(スズキ・エンデュランス・レーシング・チーム)から世界耐久選手権(EWC)に参戦するアンソニー・デラールが、9日にフランス南部のノガロ・サーキットで行っていたプライベートテスト中の転倒事故により亡くなった。
EWC第2戦ル・マン24時間耐久ロードレースに向けノガロ・サーキットでプライベートテストを行っていたデラール。EWCのオフィシャルサイトによれば、今回の死亡事故はストレートエンドで発生したという。事故後、現場にはレスキュー隊が駆けつけ、救助作業が行われたものの、そのかいむなしく死亡が確認された。
デラールは35歳のフランス人ライダーで、2004年に初めてル・マン24時間耐久ロードレースに参戦。EWCでは、スズキGSX-R1000を駆って2011年、2012年、2013年、2015年、2016年と5度のチャンピオンを獲得した。