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コトリンゴ、野田洋次郎主演ドラマ『100万円の女たち』主題歌を担当 「試行錯誤しています」

2017年03月10日 18:13  リアルサウンド

リアルサウンド

コトリンゴ

 野田洋次郎主演ドラマ『100万円の女たち』の主題歌を、コトリンゴが担当することが発表された。


参考:Netflixとテレビ東京、木曜深夜に新ドラマ枠 RADWIMPS野田洋次郎初主演作が第1弾に


 本作は、Netflixとテレビ東京がタッグを組んだドラマ企画の第1弾として、青野春秋による同名コミックを実写化したミステリー。家賃兼生活費として毎月100万円を支払う5人の謎の美女たちとひとつ屋根の下に暮らす売れない小説家・道間慎が、奇妙な共同生活を通じて、女たちの過去や存在理由などを少しずつ解明していく模様を描く。


 このたび本作の主題歌を担当することが発表されたコトリンゴは、オープニングテーマ、劇中歌、BGMなどのすべての音楽を手がけた『この世界の片隅に』で、第40回日本アカデミー賞優秀音楽賞、毎日映画コンクール音楽賞、おおさかシネマフェフティバル音楽賞などを受賞している。


 なお、コトリンゴと五箇公貴プロデューサーからはコメントが寄せられている。


■コトリンゴ コメント
主人公である道間さんの流され漂っている感じ、割り切れない感情、それからミステリアスな状況をどう表現できるだろうと思い試行錯誤しています。どうぞ、お楽しみに!


■五箇公貴(プロデューサー)コメント
主題歌をどうするか、正直すごく悩みました。
今回、野田さんにはRADの全国ツアーの合間を縫って連続ドラマの主演をやっていただくという、相当な負担をかけることになります。その上楽曲を書き下ろして頂くということは、当初から現実的ではないなと思っていました。
もちろんRADの楽曲という選択肢は浮かんだけれども書き下ろしができない中で、果たしてその選択肢が正解なのか。野田さんご本人とも議論しましたし、悩みました。
ずーっと悩みながら脚本を作っていく過程で、ふと今回のテーマは女性が歌うべきなんじゃないかという思いがどんどん強くなっていきました。その上で、このドラマはショッキングなことが沢山起こるストーリーなので、見終わったときにやさしい気持ちになれると読後感がいいなと考えました。
そしてドラマの中で野田さん演じる主人公の慎が書いている小説、『漂う感情』の世界観も音楽で表現できたらかなり素敵な作品になるのではないかという思いに至りました。そう思ったら私の中で主題歌は「コトリンゴさんしかいない!」となっていました。
すぐ野田さんや藤井監督にも提案したところ大賛成してくれました。その後ご本人にお会いし、経緯をお話しすると、すごく面白がってくださった上、主題歌の書き下ろしも快諾してくださいました。
結果的に『君の名は。』と『この世界の片隅に』という日本が誇る傑作映画に携わった、おそるべき才能と一緒にこの番組をつくるという機会を得ることになりました。なんか凄いことになってしまいました……。
コトリンゴさんの主題歌がどんな曲なのか、今から本当に楽しみでしょうがありません。奇跡のコラボが創り出す世界に是非ご期待ください。


(リアルサウンド編集部)