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第2回F1合同テスト3日目:ベッテルが首位、マクラーレン・ホンダは走行切り上げ

2017年03月10日 11:21  AUTOSPORT web

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第2回F1合同テスト3日目でトップタイムを記録したセバスチャン・ベッテル
スペインのカタルニア・サーキットで行われた第2回F1バルセロナ合同テスト3日目は、フェラーリのセバスチャン・ベッテルがトップタイムをマークした。

 ベッテルは3日目の午前中、合同テスト全体で最速タイムとなる1分19秒024をウルトラソフトタイヤでマーク。フェラーリが控えめな走りをしているという気配は濃厚だったものの、そのタイムは、バルテリ・ボッタスがテスト2日目に記録したベストタイムをおよそコンマ3秒上回るものだった。 

 ベッテルが記録した午前のタイムは、上位チームがレースシミュレーションに集中していたため、午後になっても破られることはなかった。またベッテルは、周回数でもトップの156周を走行している。

 午前中はルイス・ハミルトンが、フォース・インディアのエステバン・オコンとトロロッソのダニール・クビアトを抑えて2番手となった。クビアトは午後のセッションが始まって約90分のところでターン5で停止、午後の最初の赤旗となり、早めにテストを切り上げることになった。

 ハースのケビン・マグヌッセンは、ウルトラソフトタイヤで1分20秒504のベストタイムを記録し5番手、このタイムは3日目午後のベストタイムとなった。

 マグヌッセンが出したベストタイムによって、レッドブルのダニエル・リカルドとマクラーレンのストフェル・バンドーンはそれぞれ6番手と7番手の総合タイムに。ふたりともその日早くに出した自身のベストタイムを更新することができなかった。

 バンドーンは電気系統の問題によって午前中に2回の赤旗の後、午後はセッション残り2時間を残すところでガレージを離れた。そのため3日目の周回数は午前に32周、午後に16周を重ねたのみであった。

 午後にハミルトンからメルセデスW08を引き継いだボッタスは、ソフトタイヤで1分21秒819のタイムを記録して8番手となったが、首位のベッテルに2秒795及ばなかった。

 ボッタスは95周を走行し、3日目のメルセデスの合計周回数は147周となった。

 ザウバーのパスカル・ウェーレインとマーカス・エリクソンはそれぞれ9番手と11番手。

 10位のタイムを記録したルノーのジョリオン・パーマーはターン10で停止してパワーユニットの交換を行うことになり、その日4回目、午後では2回目の赤旗中断の原因となり合計53周の周回にとどまった。

 ルノーのニコ・ヒュルケンベルグは昼食の後テストを引き継ぐことになっていたが、パーマーのテスト中にエンジン交換が必要になったため、午後もパーマーが引き続きテストを行い、ヒュルケンベルグがコースを走ることはなかった。

 ウイリアムズのフェリペ・マッサとランス・ストロールは、タイムを出さずロングランを重視し合計で165周を走行している。