マノーからF1に参戦していたウィル・スティーブンスが、2017年はGTレースに集中することを明らかにした。
2014年にケータハムでF1デビューを果たし、マノー・マルシャで2015年のF1を戦ったスティーブンス。マノー残留はならなかったが、マノーを離れたジョン・ブースらが設立したマノーWECから世界耐久選手権のLMP2クラスに参戦。さらに、アウディWRTチームからブランパンGTシリーズのにも参戦していた。
スプリントカップでは、レネ・ラストとコンビを組み3度の表彰台を悪徳。またWECでは、G-ドライブ・レーシングからル・マン24時間でクラス2位、また富士と上海ではクラス優勝を果たした。
WEC参戦の話もあったスティーブンスだが、2017年もWRTにとどまりGTレースに集中することを決めたようだ。
ブランパンGTシリーズ・スプリントカップでは、アウディのファクトリードライバーであるマーカス・ビンケルホックと参戦。ブランパンGTシリーズ耐久カップでは、マルセル・ファスラーとドリス・バンスールとコンビを組む。
「今年はGTレース、特にふたつのブランパンシリーズを優先することを決めたんだ。とても接戦のレースで、成功するには完全に集中する必要がある」
「WECでキャリアを継続させる素晴らしい機会があったが、レースの日程がいくつかバッティングしている。ブランパンのカレンダーに合わせると、ル・マンには戻りたいね」とスティーブンス。
WRTの代表を務めるビンセント・ボッセは「彼のパフォーマンスは、リザルト以上のものだった。今シーズンは輝いてくれると確信している」とコメントしている。