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『ゴースト・イン・ザ・シェル』、押井守監督版の声優陣が日本語吹替版キャストに

2017年03月10日 05:03  リアルサウンド

リアルサウンド

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 4月7日に公開される映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』の日本語吹替版キャストに、押井守監督の『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』で声優を務めた田中敦子、大塚明夫、山寺宏一が決定した。


参考:押井守が明かす、アニメを見なくなった理由「本当にオヤジが面白がる映画は“デストロイ”」


 本作は、士郎正宗の漫画『攻殻機動隊』が原作のSF映画。脳以外が全身義体の捜査官・少佐らエリート捜査組織・公安9課とサイバーテロリストとの戦いを描く。


 このたび日本語吹替版キャストに決定した田中、大塚、山寺の3人は、押井守監督が1995年に発表した劇場アニメ『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』、その続編となる『イノセンス』、神山健治監督によるTVアニメシリーズ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG』などで、それぞれ草薙素子役(ハリウッド版では少佐役)、バトー役、トグサ役の声優を務めており、『攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D』から6年ぶりに同役で吹替を務める。


 日本で生まれた漫画やライトノベル、小説などを原作とし、ハリウッドで実写映画化されてきた作品の中で、アニメーション作品で声優を務めたキャストがハリウッド作品の実写映画においても同じ役で吹替を務めるのは、史上初の試みとなる。


 吹替版キャストの田中、大塚、山寺に加え、『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』の押井守監督からはコメントが寄せられている。


【田中敦子(少佐役)コメント】
ハリウッド版をオリジナルキャストで吹き替えられたことを心から嬉しく思っています。
目を閉じて大塚さんや山寺さんの声だけを追いかけるとアニメのシーンが浮かんでくるようで、とても不思議な体験でした。
1995年の映画『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』
あの時からずっと草薙素子が側にいてくれました。
でも相棒と言うのはおこがましいし、彼女は一番近いようで遠い存在でもあります。
公安9課のメンバー(キャスト)は私の人生の宝物だと感じています。
私たちがゴーストを吹き込んだ
日本語版『GHOST IN THE SHELL』、是非劇場でお楽しみください!!


【大塚明夫(バトー役)コメント】
久しぶりにメンバーと集まって、こんなに楽しいことはない、もっとやりたいと思いました。
アニメがそのまま実写になったようなシーンもずいぶんあって、
制作の方々の、原作やアニメ版に対してのリスペクトが伝わってきて、嬉しかったです。
『攻殻機動隊』は、愛してやまない作品、宝物ですね。


【山寺宏一(トグサ役)コメント】
大好きな作品の大好きなメンバーなので、実写化されたことでこういうチャンスを頂けて非常に嬉しく思います。自分の参加したアニメの作品が海外で実写化され、それを吹き替えるという経験は初めてだったので、ちょっと不思議でしたね。他のメンバーがアフレコしているところを見て、ずっと一緒にやっていた感覚が戻ってきて懐かしい気持ちになりました。
世界的に評価の高い作品に参加できる事をすごく誇りに思いますし、世界に自慢したい作品です。
今回、そのことを改めて強く感じました。


【押井守(『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』監督)コメント】
この役を演じるのは久しぶりだと思います。ぜひ自分の感じたままで演じて欲しいです。
皆さんプロですから、不安はありませんし、楽しみとしか言いようがないですね。
実写版の吹き替えがどうなるのか、お手並み拝見です。


(リアルサウンド編集部)