三谷幸喜作・演出の舞台『エノケソ一代記』が3月11日にWOWOWで放送される。
昨年に東京・三軒茶屋の世田谷パブリックシアターで上演された舞台『エノケソ一代記』は、昭和30年代に全国各地に出現したとされる「エノケン」こと榎本健一の偽者をモチーフにした作品。「エノケン」になりすまし、全国巡業した喜劇役者「エノケソ」と、その一座を描く。今回放送されるのは昨年12月14日の公演。
エノケンを崇拝するエノケソ役に市川猿之助、エノケソの妻・希代子役に吉田羊がキャスティング。共演者には、座付作家で自称顧問弁護士・蟇田一夫役の浅野和之をはじめ、山中崇、水上京香、春海四方が名を連ねている。さらに俳優として演劇舞台に出演するのは1992年に上演された自作『Vamp show』以来、約24年ぶりとなる三谷がエノケンのライバル・古川ロッパ役を演じた。
三谷は同作について「僕の中では特殊な作品ですが、とても面白いものができたと思いますし、愛着ある作品になりました。僕が出ているからって訳ではなく、時間も1時間50分と丁度よくなっておりますので、是非、皆さんご堪能ください」と語っている。
番組では作品や出演者について語る三谷のインタビューが放送されるほか、WOWOWのオフィシャルサイトでは三谷へのインタビュー付プロモーション映像が公開中だ。