脇阪寿一が今年も86/BRZ Raceに参戦する ネッツトヨタ東京は3月9日、東京・世田谷のHUB PORT若林 AREA86にて、『ネッツトヨタ東京 2017年モータスポーツ活動発表会』を行い『TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race』、『TOYOTA GAZOO Racing Netz Cup Vitz Race』への参戦を発表した。
2013年から本格的にモータスポーツ活動への取り組みを開始したネッツ東京は86/BRZ RaceやVitz Race、ラリー競技への参戦だけでなく、ファミリー層向けのイベントやレース観戦ツアーなどを開催。
モータースポーツやクルマの魅力を幅広く伝えるべく活動を行っている。
今回の発表会では16年に引き続き、脇阪寿一を起用し、86/BRZ Raceプロフェショナルシリーズへの継続参戦を発表するとともに、塚本奈々美とネッツ東京の社員ドライバーである長山等のクラブマンシリーズ参戦も合わせて発表した。
また、Vitz Raceでも同様にネッツ東京の社員ドライバーである水谷大介が参戦。さらに、2017年からは『TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジ』に社内公募のドライバーが参戦予定で、女性社員の起用も視野に入れているという。
■参戦2年目の86/BRZ Raceへの思いを寿一が語る
スーパーGT500クラスの監督を務める傍ら、86/BRZ Race参戦2年目を迎える寿一は「ネッツ東京さんと初めて仕事をした16年を改めて振り返ると、ネッツ東京さんの『日本全国にクルマ好きを増やしたい、モータースポーツをメジャーなスポーツにしたい』という思いをとにかく強く感じた1年でした」と回想した。
「また、この活動は単にレースへ参戦するだけではなく、社員の人材育成や意識の共有、そして、クルマの楽しさをファンやユーザーへどのように発信していくか? という壮大なプロジェクトであると捉えています」
「僕自身もこのワクワクするプロジェクトに参加できることに大きな喜びを感じていますし、17年は何ができるだろう? ということに、自分自身、期待しながらネッツ東京さんとともに頑張っていきたい」
参戦2年目となる86/BRZ Raceについては「16年はあまり成績が振るわなかったため、17年は良い成績を得られるように頑張ります」と寿一。
「また、僕が一生懸命頑張る姿を見せることで、いろいろな方にメッセージを発信できればとも考えています。新たなシーズンに向け、後期型の86を用意していただいたので、成績で応えたい」
■クルマ好きのオアシス『寿一の部屋』を新たに設置
加えて、HUB PORT若林 AREA86内にクルマ好き、モータースポーツ好きが集まり語り合える空間『寿一の部屋』を設置することが明らかにされた。
この試みについて「僕をきっかけに来店した方々が、カーライフやモータースポーツのことを語り合える空間にしたいと考えています」という。
「今回は発表会に合わせて、僕のレーシングスーツやヘルメットを展示していますが、これからネッツ東京さんとともに、来店したお客様の反応を見て、『どうすれば喜んでもらえるか? どうすればくつろいでクルマ談義に花を咲かせられるか?』ということを考えた空間づくりをしたいですね」
「また、グッズやパーツ類の展示もここで行い、単に商品を販売するだけではなく、『HUB PORT若林にある寿一の部屋』で購入したという、ストーリーが作れるような取り組みも行っていくつもりです。ネッツ東京さんと協力しここを“街で一番のクルマ屋”にできれば」と、思いを語った。
ゆくゆくは、『寿一の部屋』でのインターネット生配信など、クルマの楽しさを幅広いユーザーに伝えていきたいという寿一とネッツ東京。レース同様に、始動したばかりのこのプロジェクトにも注目していきたい。