昨年公式フォトデビューを果たし、3月7日に開幕したジュネーブショーでもワールドプレミアを果たした新型『ポルシェ・パナメーラ』だが、その会場で新しいボディバリエーションとなる『パナメーラ スポーツツーリスモ』がワールドプレミアされ、2017年11月の発売がアナウンスされた。
同会場でパナメーラ4、パナメーラ4S、パナメーラ4Sディーゼル、パナメーラ4E-ハイブリッド、そしてパナメーラターボという5つのパナメーラをラウンチしたポルシェは、この新型をベースとした新たな方向性のモデルも合わせて発表した。
イギリスで狩猟文化に用いられたステーションワゴンを指す“シューティングブレーク”をポルシェ流に解釈したようなスリークなボディラインが特徴の『パナメーラ スポーツツーリスモ』は、Bピラー(リヤドア)から始まるユニークなリヤデザインを備え、ルーフ後部はウインドウラインよりもなだらかに下降し、特徴的なDピラーがクーペのようにショルダーセクションの中へと連続するデザインが与えられた。
パナメーラに比べてより広く、ローディングエッジが低められたテールゲート内側のラゲッジコンパートメントはさらに容量を増し、リヤはパナメーラ・ファミリーで初の3座となる4+1シートコンセプトとの組み合わせで、リヤの頭上空間を筆頭に一層のユーティリティ性能と、高いルーフラインによる後席の乗降性を高めている。
電動操作を標準装備したワイドな開口部のテールゲートは、荷室ローディングエッジの高さをわずか628mmに抑え利便性を確保し、リヤシート上端までのラゲッジコンパートメントの容量は520リッター(パナメーラ4 E-ハイブリッド スポーツツーリスモ:425リッター )と、大幅な容積拡大を実現している。
さらに40:20:40の電動分割可倒式リヤシートを倒せば、最大で1390リッターまで拡張することが可能となる。
そのほかエクステリアでは、この特徴的ルーフに連続するように供えられたアダプティブなエクステンディブルルーフスポイラーが、走行条件と選択した車両設定に応じて3段階にセットされ、リヤアクスルに最大50kgのダウンフォースを追加。
パノラミックスライディングルーフ開閉時にも、ルーフスポイラーが+26度の角度に調節され風切り音を低減するなど、ダイナミクスだけでなく快適性にも配慮した制御が行われる。
パワートレーンは、新型パナメーラと同様のラインアップを予定しており、すでに受注も開始。ドイツ本国での参考価格帯は9万7557~15万8604ユーロ(約1180万~1920万円)となっている。
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