WRC世界ラリー選手権は3月8日、第3戦メキシコのシェイクダウンが行われ、ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)がトップタイムを記録した。
現地9日(木)夜にスタートする本戦へ向けた最終調整の場となるシェイクダウン。今回はサービスパークが置かれるレオン近郊で5.31kmのステージが設定された。
この日、レオン近郊は雨に見舞われ、各車ウエットコンディションでの走行。ヌービルは最終アタックで3分45秒8のベストタイムを記録して、暫定トップだったセバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC)を1.7秒上回ってみせた。
オジエに続く3番手タイムはクリス・ミーク(シトロエンC3 WRC)が記録。4番手にはヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)が続き、4メーカーが上位を分け合う形となっている。
TOYOTA GAZOO Racing WRTのもう1台、ユホ・ハンニネンは10番手タイムだった。
トップタイムを記録したヌービルは「シェイクダウンはまずまずだった」と振り返る。
「最初の走行ではスペアタイヤを2本積んで走行した。実戦でどういった感触になるか確かめたかったからね」
「最後は事前テストで手応えを感じていたセットアップを試したんだ。マシンはいい状態にあるよ」
この後、各チームはレオンから約400km離れた首都メキシコシティへマシンを輸送。9日夕方にセレモニアルスタートが行われ、観光名所として有名な憲法広場(ソカロ)でSS1が行われる。