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第2回F1合同テスト2日目:ボッタスが首位、ライコネンはクラッシュで終わる

2017年03月09日 11:41  AUTOSPORT web

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第2回F1合同テスト2日目はバルテリ・ボッタスがトップタイム
スペインのカタルニア・サーキットで行われた第2回F1バルセロナ合同テスト2日目は、メルセデスのバルテリ・ボッタスがトップタイムをマークした。一方、フェラーリのキミ・ライコネンはクラッッシュを喫してこの日のテストを終えている。 

 ボッタスは2日目の午前中、合同テスト全体で最速タイムとなる1分19秒310をスーパーソフトタイヤでマーク、その日の首位をキープした。

 ルイス・ハミルトンが昼休みの後、メルセデスW08の作業を引き継ぎ、ソフトタイヤで1分20秒782のベストタイムを記録したが、午前中のボッタスに1秒392及ばなかった。

 3度のF1世界チャンピオンであるハミルトンは、リーダーボード上では6位に終わったが、ウルトラソフトタイヤでの20周を含む79周を走行し、この日のメルセデスの合計周回数は149周となった。

 ウイリアムズのフェリペ・マッサは、午前中に出したタイムでボッタスから0秒110のタイム差で総合2位に。ライコネンは、午後の残り時間が2時間を切ったところでターン3でスピン、バリアにクラッシュしてこの日、2回目の赤旗の原因となってしまった。

 クラッシュの影響でフェラーリSF70Hのフロントと左サイドが損傷したため、ライコネンはテストを切り上げることになり、2日目の周回数は53周にとどまった。


 レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、レースシミュレーションを終えようとしていたテスト終了20分前、ターン12で停止して赤旗となった。

 赤旗の原因となったものの、フェルスタッペンは1人あたりの周回数ではトップの102周を走行し、午前中に記録したタイムでも4位となった。

 ウイリアムズのルーキー、ランス・ストロールは昼休みの後にマッサからテストを引き継ぎ、クラッシュが目立った第1回テストとはかわって、スムーズな走行で自身のベストタイムを記録した。

 ストロールは59周を走行し、スーパーソフトタイヤで1分20秒579を記録、ハミルトンよりおよそコンマ1秒速いタイムだった。

 ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)、セルジオ・ペレス(フォース・インディア)、カルロス・サインツJr.(トロロッソ)は午前中のタイムでそれぞれ7位、8位、9位となり、ロマン・グロージャン(ハース)はサインツJr.にコンマ015秒及ばず10位となった。

 マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは午前中は振るわず、一日を通して46周を走行。記録したタイムは、ザウバーのパスカル・ウェーレインとマーカス・エリクソンの間の12位となった。

 エリクソンは、フェルスタッペンのマシンがコースに戻ってからまもなく、ターン7でストップしてしまい、この日3回目の赤旗となった。

 ジョリオン・パーマーはルノーのチームメイトのヒュルケンベルグから午後テストを引き継ぎ、首位と5.4秒差の14位となった。