トップへ

向井理の祖母の手記を映画化する『いつまた、君と』主題歌は高畑充希

2017年03月09日 10:32  CINRA.NET

CINRA.NET

高畑充希レコーディング風景 ©2017「いつまた、君と ~何日君再来~」製作委員会
6月24日から全国で公開される映画『いつまた、君と ~何日君再来~』の主題歌と追加キャストが発表。あわせて予告編とポスタービジュアルが公開された。

同作は、向井理が大学生の時に自身の祖母の手記をパソコンで打ち直し、祖母の90歳の記念に親族らと自費出版した『何日君再来』を映画化する作品。戦後の混乱期に懸命に生きる朋子と夫・吾郎の50年におよぶ愛の物語となり、現代の朋子が綴った手記を孫の理が本にまとめる過程で、過去を回想していく形式によって描かれる。主人公の朋子役を尾野真千子、夫の吾郎役を映画の企画にも携わっている向井が演じる。

主題歌を担当するのは高畑充希。現代版にアレンジされた昭和の歌謡曲“何日君再来”を歌唱する。“何日君再来”は劇中で朋子と吾郎の初デートのシーンで流れている楽曲となり、2人を結ぶ「運命の歌」だという。

高畑は『いつまた、君と ~何日君再来~』に主題歌で参加することについて「この映画は、向井さんの祖母の手記を向井さんご自身が書き起こして、それをさらに映画にされたということで、純粋にすごいなぁと感じました。私のイメージの向井さんは、すごく熱くて真面目な方です。そんな熱いチャレンジに関われることをとても幸せに思います」とコメントしている。

あわせて発表された追加キャストは、81歳となる現代の朋子役を演じる野際陽子、朋子の娘で理の母・真美役を演じる岸本加世子、朋子の父・忠役を演じるイッセー尾形、理役を演じる成田偉心、吾郎の先輩・高杉幹夫役を演じる駿河太郎。

■高畑充希のコメント
ミュージカルなどで歌う機会も多いのですが、映画の主題歌を任せて頂くというのはかなり重大なことだと思うので、お話を頂いて驚きましたし、とても嬉しかったです。
主題歌は映画の最後に流れる曲なので、映画の余韻をこわさないように歌いたいという気持ちが強かったです。
「何日君再来」は初めて聴きました。歌詞は苦しかったり、悲しかったり、喪失感を感じるのに、メロディー自体はとても明るく、だからこそすごく切なく感じました。歌詞から感じたストレートな愛情、相手のことをすごく“好き”という感情や、その人がいなくなってしまったときのポッカリ穴があいたような思い。色々な感情を自分に閉じ込めて、感じたままに歌いました。
歌詞の中で印象深いのは「いとし君、いつまた帰る」というところです。“好き”とか“愛してる”ではなく、“いとしい”という言葉の響きがとても好きでした。
この映画は、向井さんの祖母の手記を向井さんご自身が書き起こして、それをさらに映画にされたということで、純粋にすごいなぁと感じました。私のイメージの向井さんは、すごく熱くて真面目な方です。そんな熱いチャレンジに関われることをとても幸せに思います。

■向井理のコメント
決して簡単な曲ではない「何日君再来」を、ここまで豊かに、そして作品や登場人物を包み込むように歌唱できるのは高畑さんくらいだろう、と試写室の真ん中で思い知らされました。
映画の最後に流れるこの歌の素晴らしさで全てが決まる。
それくらい映画と歌が調和し、高め合う。
余韻に浸るのではなく、映画の一部であると思う程心に残る歌声でした。