第2回バルセロナF1合同テスト2日目、ホンダは開幕戦に向けて新しいスペックのパワーユニットの準備を進め、大きなトラブルなくテストを行ったと、ホンダF1プロジェクト総責任者である長谷川祐介氏が語った。
これまでホンダのパワーユニットにトラブルが続き、マクラーレンは思うように周回を重ねられずにいた。しかしホンダは8日に導入したパワーユニットによって貴重なデータを収集できたということだ。
この日、マクラーレンは、ランチタイムに予定していたESSパックとフロアの交換を行った際に、小さな水漏れを発見、その修理も行い、走行時間をロスした。フェルナンド・アロンソは一日を通して、セッティング変更を行いながらショートランを繰り返し、合計46周を走行、1分23秒041で14人中12位となった。
「今日は一歩前進することができました。テストプログラムを一通り行い、大きな問題は発生しませんでした」と長谷川氏は語った。
「この進歩によって、今日のテストで導入した、次なる仕様のパワーユニットの機能について理解するために必要な、貴重なデータを集めることができました」
「もちろんまだやるべきことは大量にありますが、今日の走行によって正しい方向に向かうことができています。残り2日間のテストデーは、価値あるデータをさらに集めるため、またメルボルンに向けて態勢を整えるべくレースの準備を続けていく上で、きわめて重要になります」