坂本龍一の展覧会が、4月4日から東京・神宮前のワタリウム美術館で開催される。
3月29日に約8年ぶりとなる新作スタジオアルバムをリリースする坂本。現時点ではタイトルは明かされていないほか、「あまりに好きすぎて、誰にも聴かせたくない」という坂本の意向から、プロモーションを含めた音源の先行試聴、サンプル盤の配布などが行なわれていない。
同展では、坂本と長年コラボーレートしてきた高谷史郎が会場構成を担当。会場2階のメインフロアは、新作アルバムを5.1chサラウンドにミックスした音源と高谷による映像から構成される。3階ではソロアルバム制作時に多くの時間を過ごした空間を抽象的に捉えた映像と、環境音やアルバム収録曲の素材を混ぜた音によるインスタレーションを展示。4階では坂本がソロ作品をアナログ盤で試聴できるブースを設置するほか、過去の映像作品も視聴可能だ。また新作アルバム制作時に坂本にインスピレーションを与えた書籍や物、写真、メモ、譜面なども展示予定。来場者が作品への感想を綴るコーナーや坂本からの質問に回答できるコーナーも用意する。
なお坂本による新作アルバムと同展のタイトルは後日発表される予定だ。